DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

道(39)

2016-02-04 12:59:50 | ButsuButsu


決して男前とは言えない。

しかし、老子というのは不思議な人物である。

人間の真理を説いてくれる。

彼の言動には、今でも納得するところがある。

こんな人が紀元前6世紀にいたんだ。

ふしぎ発見。

*****

老子 第七十一章 

知不知上 不知知病 
夫唯病病 是以不病 
聖人不病 以其病病 是以不病

知りて知らずとするは上、知らずして知るとするは病(へい)なり。
それ唯(た)だ病を病とす、ここを以(も)って病(へい)あらず。
聖人は病あらず、その病を病とするを以って、これを以って病あらず。

It is the best to consider that you still don’t know though you know enough.
It is human’s fault that they consider that they know enough though they still don’t know.
If you notice your fault, you can correct it.
So the saint who knows “the way” admits his faults and corrects them.
Then he has no fault.

自分がよく理解していてもまだよく解っていないと考えるのが最善であり、よく解っていないことを解ったつもりになってしまうのが人間の欠点である。
そもそも自分の欠点を欠点として自覚するから、それを改善することもできる。
このように「道」を知った聖人は、自分の欠点を欠点と素直に認めて改善しているからこそ、欠点の無い聖人でいられるのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする