グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

楽茶碗を作る 10

2008-01-22 17:42:17 | 工芸
「火襷様」の窯変楽焼
稲が実り、刈取られ、新米が出回りますと新しい稲藁が
手に入る様になります。早速塩水に浸し作陶しておいた
茶碗、水指、花生けなどに巻き鞘に入れて素焼きをします

  
左は茶碗、右は水指に藁を巻き鞘に入れたところ
(この写真の水指は出来が悪かった)こんな物を3~4個作る

   
左は別の鞘の水指の素焼きの上がり   右は釉薬を付けて
本焼をして出来上がった水指

  
素焼きをした後釉薬を塗り本焼して出来上った茶碗
樂茶碗としては邪道なのかもしれませんが窯変を求めて遊んでいます










最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-01-23 15:48:00
今日は散歩に寄って見ました
返信する
藁の活用 (たんぽぽ)
2008-01-24 21:09:21
藁で包んで鞘に入れて素焼きするんですね。藁の色だけでなく、模様も付くのですか?門外漢の私は、びっくりする手の込みようです。
優しい温かな色合いの作品だと思いました。
返信する
Unknown (ジバゴ)
2008-01-25 00:22:22
火襷はこういう風に焼くとは初めて知りました。
釉薬を掛けない備前焼が有名ですが素焼きであれば楽でも他の焼き物でも可能なわけですね。
大変勉強になりました。
返信する
たんぽぽ様 (グランマ)
2008-01-25 16:26:34
藁を巻くとき正面になるところを基準にして巻く量を加減するのですが鞘に入れるとき、ずれてしまいます。鞘と焼くものの隙間が無いからです。
この隙間が有りすぎると窯変になりません。
藁を強く押すと中のものは粘土を乾かしただけのものですので、壊れてしまいます。
中々思うような焼き上がりにならないのです。
返信する
ジバゴ様 (グランマ)
2008-01-25 16:50:30
楽焼は低火度で焼く軟陶で土も荒く、釉薬をつけ本焼しないと使い物になりません。備前焼のように何日もかけて窯を焚くのと違い土が締まらないのです。土の性質も大きく違います。この頃焼き貫きという樂の茶陶も見られますが水留をしていると聞いています。


返信する
Unknown (nageire)
2008-01-26 10:05:48
自分の手で美を生み出す。
そんなのがいいですね~~~
陶芸は無から有へと・・・
自分も作ってみたくなりました。
返信する
nageire様 (グランマ)
2008-01-26 22:19:20
物を作るのは喜びです
素人の遊びであれば自身の満足感で
充分でだと思いますが、プロの物作りは
きっとそうは参りませんね。
返信する