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グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

県芸文茶会

2006-10-15 23:01:28 | 茶道
山形県芸術祭参加
各流合同茶会
10月8日と9日、2日間にわたって山形市宝紅庵に表千家、
裏千家、雲伝心道流、藪内流、煎茶羽樂流、三彩流、と
六流派の釜が懸けられました

益田鈍翁遺愛の灯篭と蹲

「表千家の茶席」

  
 

明歴々露堂々 家元而妙斉宗匠
香合 喜寿六角香合 宗哲作
花入 竹置花入れ
   「立鶴」吸江斉書付
花  尾花 吹き上げ菊

  
 
床脇
松海図蒔絵硯箱
桐板文庫


  
 
ツボツボ腰 風炉先屏風
    吉兵衛作 而妙斉書付け
風炉 鉄道安(啐啄斉好写)
釜   刷毛目平姥口(了々斉好写)
水指 梔子水指 虚室作

  
 
茶器 菊桐蒔絵竹平棗
     正玄作 而妙斉書付け
茶杓 「月」惺斉自作共筒箱
茶碗 光悦鉄壁写9代長左エ門作
替  紅安南 永楽作即中斉書付 


  
 
菓子器  アミ目食篭 香斉作
建水 えふご伝来写し
蓋置き 竹 利斉作即中斉書付

  
 
菓子 「秋の錦」佐藤屋製

宝紅庵について
昭和55年日本伝統文化の粋ともいわれる茶道を、なんとしても
豊かな自然の環境に恵まれた山形に根付かせたいと、各流先生方、
そして有識者の方々の熱い思いが市行政のご理解を得ることと成り、
当時全国にも稀な公共茶室宝紅庵が落成いたしました。
次に宝紅会が設立され会員18流派345人余で毎月第1、第2日曜の月釜
第3日曜の市民の茶会、鈍翁茶会、日釜など茶道文化発信の場となっております




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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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茶会 (m-tamago)
2006-10-16 20:24:14
グランマさん、見事なお道具の数々、ご紹介ありがとうございます。

六流派が揃う茶会とはすばらしいですね。参加して全てのお点前を拝見してみたいものです。

益田鈍翁にゆかりのお茶室なのですか?
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tamago様 (グランマ)
2006-10-17 20:59:49
宝紅庵は茶道関係者の物心両面にわたる熱意が市当局のご理解を得ることと成り宝憧寺跡の庭園に市営茶室として完成しました。此処の庭園は寛文の頃山形城主松平忠弘が吉野の紅葉を移し改築し、苑池と古木が優れた環境です。今又大阪芸大中根金作学長によって修築されました。この庭に鈍翁の別荘「掃雲台」にあったつくばい、石灯篭、庭石が寄贈されました。「掃雲台」の近くにお住まいだった安藤証券社長の庭に引き継がれたこれらの石が遺言により奥様の故郷に寄付されたのです。以来これを記念して毎年6月鈍翁茶会を

催し22回を数えています
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中置き・・・ (あやめ)
2006-10-19 07:46:22
朝晩涼しくなり秋らしくなりました。

でも日本のような紅葉ではなく黄色の葉が多いです。



素敵なお茶会の様子ありがとうございます。

一般の人も自由に参加できるのでしょうか?

いつか出かけてみたいものですね。





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市民の庭園、市民の茶室 ()
2006-10-21 18:35:37
ここには年に10回ほど訪れます。11月上旬には東京の街づくり研究家の方を案内したいと思っております。

その頃は紅葉も少しは多少は色づいている頃でしょうか。
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あやめ様 (グランマ)
2006-10-23 13:21:53
昨日までは穏やかな青空で紅葉の中芋煮会を楽しむ人々でにぎわっていましたが今日は雨模様です。 暦では「霜降」霜が降りる日も

そう遠くない季節となりました。間もなく炉開きですね。

芸文茶会はどなたでも参加できます。この日の外市の芸文でも美術館に釜を設けます

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蔦旗様 (グランマ)
2006-10-23 13:39:54
お客様ご案内の折は、清風荘に日釜当番が居りますのでぜひお茶を召し上がって下さい

一服500円ですが上生菓子つきです。ひと時の

憩いになると思います。

高尾のもみじが見ごろだとええなっす。
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鈍翁 (ジバゴ)
2006-10-27 13:49:19
今やその茶庭の片鱗も留めていない鈍翁の小田原「掃雲台」らしいですが、

その片鱗が山形にある経緯を知ることが出来て有難いです。

日本三大茶会に数えられる鈍翁茶会はそんなご縁で山形で開かれることになったとは知りませんでした。

私はてっきり沢庵を敬愛していた鈍翁が山形に茶室を寄付し、それを記念して始まったのかと勝手に想像していました。



芸文茶会は行った事は無いのですが、ブログを拝見するとお道具が書付ぞろいで凄いですね。

先日の酒田での男子茶会を彷彿させます。

これからは山形の茶会に行くようにします。



鶴岡でも15日に芸文茶会が開かれました。

私は水屋でお手伝い。

当日は天気が良く行楽日和のためか

参加する人が少ないのが残念でした。

写真を上記URLのマイブログに載せました。
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鈍翁茶会のこと (グランマ)
2006-10-27 21:54:41
ジバゴ様 ご覧頂き有り難うございます。鈍翁茶会は県外のお客様も見えるようになり知られてきたのを感じています。小田原にお住まいの安藤証券の奥様も毎年お見えになります。  

名品を拝見できる良い機会ですので長く続くよう願っています。数年前重文の喜左衛門井戸を身近に触れて感激したのも良い思い出です。

15日春雨庵で春和会(春雨庵維持団体)50周年記念茶会が裏千家、小堀遠州流、担当でありましたが

お伺いできませんでした。

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