bigjokeの ☆ SPECIAL Days ☆

安全地帯&玉置浩二が大好き♪
ダンナと2人のムスコと過ごす、平凡だけど特別な日々を、気ままに綴ります。

久々に読書

2007年01月18日 | 読書
久しぶりに本を読んだ。
読み始めるとなかなか止まらなくなる。寝不足注意!だなぁ・・・

今回も(?)ナッパさんが以前に紹介してくれた本を読んでみた。

「廃用身」(久坂部羊 著/幻冬舎文庫)

「廃用身」とは、麻痺などで動かなくなって回復の見込みも無い手足のこと。老人医療に情熱をそそぐ青年医師・漆原は、厳しい介護の現状を救い、かつ麻痺を抱えるお年寄りのQOL(生活の質)向上を図るため、廃用身の切断という画期的な治療法を考え出す。順調に進むかに見えたこの治療法も、マスコミに取り上げられ、世論の餌食にされてしまう・・・


ナッパさん同様、読後の感想は「やられた!」
ワタシは、ナッパさんの読書記の記事を読んでいたのに、それでもやられた!

以前、「慟哭/貫井徳郎・著」でも結末のどんでん返しに驚いたことがあったけど、それ以上だった。だって、読み終わってしばらくは、そのからくり(?)に気づかなかったぐらいだもん・・・

最初の、漆原の手記の部分、これは素直に読めた。
後半の、編集者の註の部分、これを読み進めると、どんどん落ちていって・・・とにかく、作品の世界に入り込んでしまった。だから、騙される!(著者の思い通り?)

介護の未来に対する警鐘とか、マスコミ報道のあり方とか、いろいろ考えさせられる作品だった。

「やられた!」内容について書きたいけど、書くのは惜しい!なんて気持ちがしている。
興味のある方は、ぜひ!

ナッパさん、いつも本の紹介ありがとうございます。またまた、ワタシのツボにヒットいたしました~これからもまたお願いします!