bigjokeの ☆ SPECIAL Days ☆

安全地帯&玉置浩二が大好き♪
ダンナと2人のムスコと過ごす、平凡だけど特別な日々を、気ままに綴ります。

無くならない悲しみ

2006年07月31日 | 雑記
今朝、また幼児虐待のニュースを見た。
幼い命がその親によって奪われる。信じられないことながら、同じような悲しみは無くならない・・・
どうして、親に頼ることしか生きる術がない幼子の苦しみを感じることが出来ないんだろう???犠牲になった男の子は、苦しみながらも精一杯の笑顔を両親に向けていたんじゃないかと思う。そう考えただけで、胸が痛む・・・

今日のニュースで報道していた事件では、父親は以前にも虐待の前科があるらしい。それに、5人の子ども全員に対する虐待の疑いもあるという。そういう事実を知りながら、幼い命を救えなかった行政の責任は重いと思う。

虐待が明るみに出ると、必ずといっていいほど児童相談所の人が会見で謝罪する。謝罪するのに、同じ事件が繰り返される。全然教訓が生きていないように思えてしまう。もちろん、児童相談所の人が尽力して救われている子はたくさんいるんだろう。そういうケースはニュースにはならないから、私たちは知らないだけ。それでも、虐待で亡くなる子どもが減らないということは、制度そのものを含めた見直しをする義務が行政にはあると思う。

もちろん、一番悪いのは虐待する親だ。でも、それを見てみぬ振りをする周りの大人も、虐待の事実を把握していながらも効果的な対策を取れなかった児童相談所や学校にも大きな責任がある。もっと、子どもやお年寄りなんかの弱者にやさしい社会にならないのかなぁ・・・

今日、バスに乗って街中に出かけた。ムスコを抱っこしてベビーカーを持って、大汗かいてバスに乗った。用事を済ませ、少し遊んでから帰宅しようと帰りのバス停でバスを待っていたら、同じバスを待っていたおばさんが声を掛けてくれて、ベビーカーを持ってくれた。使っているベビーカーは小さくて軽いタイプだけど、ムスコを抱っこして肩にベビーカーを担いで狭いバスのステップを上がるのは結構タイヘンだ。そこでおばさんがベビーカーを持ってくれただけで、かなり楽に乗ることができた。本当にありがたかった。朝から暗い気分だったけど、ちょっと温かい気持ちになった。今日会ったおばさんのように、ワタシも自然に声をかけられる人になれるといいなぁ。

虐待で亡くなった男の子の他の兄弟も虐待に遭っていて、保護されたらしい。両親に虐待されたという事実は無くならないけど、その子どもたちがこれから先の人生で少しでも周りの人の温かさに触れて、心の傷が癒えることを願ってやまない。