バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

断食祈祷の復興に全精力を傾ける

2023-05-07 04:00:00 | ゴスペル・エッセイ
断食祈祷院を開設したのは今から約30年前です。

あれから30年を経て断食祈祷は日本のキリスト教会に定着したのでしょうか。

その答えはノーです。

日本の霊的復興(リバイバル)の中核こそ断食祈祷であるにも関わらず、

日本では定着しませんでした。

それは韓国のリバイバルが断食祈祷であることが分かった牧師、献身者たちが

1970~80年代にそのような教会成長のコツを学ぶために訪韓し、

原動力となった断食祈祷を体験したのです。

しかし、その断食の方法は(水断食だけだったので)誰一人としてついていけず、

途中でくたばってしまったのです。

むしろこのような韓国式断食に嫌悪感すら抱いたようなのです。

そのようなことを知らずに私は1995年に本格的な断食祈祷院「泉の森」をオープンしましたが、

こうした理由は、牧師たちが来会されるようになってから分かったことでした。

そして案の常、わずか5年後、2000年になりますと牧師も献身者が全く来なくなりました。

15年後に滋賀県に移住して県内のキリスト教会の礼拝に参加して分かったのですが、

滋賀県では大津バプテスト教会以外の教会は断食祈祷とは実にほど遠いことでした。

私が信徒たちに「断食祈祷をこれまでしたことがあるか」と聞くとゼロでした。

高島市の今津教会の牧師は断食への嫌悪感が相当強くあるなど、お話になりませんでした。

さて2000年にあれだけ断食祈祷をして日本のリバイバルを熱心に祈っていた方たちは

何処にいったのというほど誰も来なくなり、私も途方に暮れてしまいました。

私はオープンしてから何故かそういう予感もして、少しは預金を残しておいたのですが、

それも底をついてきましたので最後の賭けに出ました。

これまでのようなキリスト教会を相手にした断食施設からの脱出です。

預金を全部はたいて、一般の方を対象にした断食施設をアピールするホームページを作成したのです。

クリスチャン相手の時は宿泊費は自由献金でしたが、

その5年間の1泊あたりの平均献金額を調べたら3500円でしたので、

その金額で一般公開したところ驚くことに過食症の若い女性たちが全国から急増していきました。

それが2015年まで続きました。

そこで私は超少食で2017年、高島市にオープンした断食施設の基本方針は、

発酵薬膳にして、宿泊費はこれまでよりも4倍の高い額に設定をしました。

それが「古民家ファスティング藤樹の宿」でした。

そのためでしょうか、最初1年間は誰も来ませんでしたが、

2018年から徐々に増加していきました。

思えば私は断食と関わった最大の理由は、日本での断食祈祷の普及でしたから、

もう一度原点に戻りたいと高島市に来てから、願っていました。

そしてようやく本年1月、そのための準備に入るようにしました。

一応、コロナ禍になった3年前から準備はしていましたが、

現実には想像以上に「藤樹の宿」の仕事が忙しく、備えができなかったのです。

私のめざす本格的な断食祈祷をスタートするには、相当な時間がかかるでしょうが、

必ず、スタートできると確信しています。

まずは何よりも霊的な備えです。

そして残された生涯を日本に断食祈祷が復興し、

霊的復興のために全精力を傾けていきます。

それは30年前にすべてを捨てて献身したのですから、神の前に当然のことなのです。

そして私自身が祈りと断食を繰り返して、ヒルデガルトの万分の一でも

霊的な領域に到達します。

そこに到達すれば新たな進むべき道を主は示してくださることでしょう。


詩編
37:23 主は人の一歩一歩を定め/御旨にかなう道を備えてくださる。


箴言
箴 16:9 人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる。

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