創世記
4:9 主はカインに言われた。「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」
カインは答えた。「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」
4:10 主は言われた。「何ということをしたのか。
お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。
4:11 今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、
口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。
4:12 土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。
お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」
4:13 カインは主に言った。「わたしの罪は重すぎて負いきれません。
4:14 今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、
わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、
わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」
4:15 主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、
だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」
主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、
カインにしるしを付けられた。
4:16 カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。
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カインの問題は現代の問題でもあり、
先回は私の娘の自殺について書きましたが、
自然の人間はそのような絶望を持っていて、
人間の常識などで覆い隠してるだけに過ぎません。
その衣が剥がれることへのカインは恐れましたが、
同様に現代ではそれが自分で自分を殺す自死(自殺)への
警戒が必要となります。
教会はそれを防ぐ防波堤の役割を果たしますので
申し訳ないのですが、当時の桑名教会とそこの牧師は失格だと書きました。
そして日本ではこの30年間、バブル崩壊後で「勝ち組、負け組」など
という言葉が流行し、人間の殺意が憤出していきました。
特にオウムサリン事件、秋葉原無差別殺人事件など相次ぐことになります。
また最近ではロシア軍のウクライナ進攻、直近では
テロ組織ハマスとイスラエルとの戦争などが起こり、
これらのことすべてカインの血をひくものだと
いうことを聖書は語っています。
ゆえにイエスの十字架と救いがあるのです。
私たちはカインやユダと無縁ではありません。
殺意も自死も十字架の血潮の覆いで防げます。
それは死を越えるところの死を担われた
イエス・キリストにおいて可能です。
そしてイエスの血潮、イエスの名によって死に打ち勝つことができます。
クリスチャンとは
その死に打ち勝たれたイエスを身に帯びて生きる者のことをいいます。
なぜならイエスの復活の命に生きることの喜びを与えられた者なので、
全人類もそこにいかないと何も解決はしません。
日本国憲法第9条を確立するのもイエスの福音でしかあり得ません。
しかし、戦後78年、日本とその国民は、
イエスの福音を拒否し、真逆のマモンなど
の多くの悪霊の支配に身を委ねてきました。
この日本を初めの愛に引き戻すのは、イエスの福音だけです。