はてなブックマークから製薬会社の抗精神剤広告を集めた某精神科医のサイトを発見。以下、厳選掲載。
大日本製薬は戦時中、ヒロポン(覚醒剤)を合法販売していた。
そうした由緒正しい伝統なのかシュールな広告デザインですがな。
最初は空飛ぶカメだった精神安定剤メレリルはリアルな老婆にチェンジした。
抗てんかん剤リボトリール。アブナイ、アブナイ。
こいつぁー今なら児童ポルノに引っ掛かる。
最後は超メジャーな睡眠薬ハルシオン。ハルシオンとは英語でカワセミの意。イラストは睡眠中のカワセミ。ネーミングはギリシア神話に由来する。風神アイオロスの娘ハルキュオネとその夫ケユクスはとても仲むつまじく、お互いを「ゼウスとヘラのようね」と言い合ったため、その傲慢さが神々の怒りを買い、ケユクスは航海中に嵐に遭って死んでしまう。しかし、嘆き悲しむハルキュオネの姿にヘラが同情し、二人はカワセミに変えられて再会した。鳥になったハルキュオネは海の上に浮かぶ巣を作り、冬至の頃に卵を産んだ。そこで父である風神アイオロスは、ハルキュオネが卵を産む間、海に風を吹かせず凪にするようにした。このことから、冬至前後の天候の穏やかな時期のことを"halcyon days"といい、そこから転じて平穏で幸福な「古き良き日々」のことを"halcyon days"という。つまり、穏やかで幸福な眠りを与える薬がハルシオン、というわけだったとさ。