BENのブログ Going My Way

仕事、子育て、遊びなど、自分のモチベーションを上げるために書き始めることとしました。

視覚支援と構造化のすごさと怖さ(トイレ後の手洗いから)

2006-07-25 05:49:44 | 自閉症

トイレ後の手洗いについて
当初、手を洗っても洗わなくても、
大した問題ではないだろうと言うことで、
手洗いを重要視していませんでしたが、
考え直し、
泡状のハンドソープを使った手洗いを実行するように、
春から指導を始めました。


《当初》
○ 一応手洗いをするように、カードで促してはいたが、いまいち徹底はしていない。
○ 水を指先につける程度で、終わっていた。手順書の作成はしていない。


《見直し後》
○ 手順書を作成(写真を使用。手タレは、妻・・・)
○ トイレの内側のドア(ノブの少し上)に手洗いのカードをつけておく
○ 洗面台(台所にある)の左側の方の高さに、カードのシューターを設置
○ 正面に手順書。右側にハンドソープを置く


《結果》
用を足したあと、カードを持って、洗面台に行き、手順書のとおりハンドソープをつけ、
手の甲や指の間も洗えるようになりました。
同じシステムで同じハンドソープを使って、学校、学童保育、通園で使用しています。
(もちろん準備は保護者です。)
トイレ後の手洗い以外でも有効であったが、
時々、ハンドソープの存在を無視しようとすることがあります。
(注意がハンドソープにいかないのかも?)
手順書の最初は、ハンドソープの写真をつけたほうが良いかもしれない。
(未だ修正していませんが・・・)


《気になる点》
あまりにも、上手に手洗いができるようになったので、
視覚支援や構造化は、適切に設定されると、
すばらしい効果が得られる。
反面、適切な設定であっても、
目的を間違うと取り返しがつかないような気がします。
再構造化も含め、しっかりとした評価を行いながら進めていかなければ行けないことを
再認識しました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする