日伊文化交流協会

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イタリア人と京都&奈良観光

2012年11月27日 15時44分51秒 | イタリア全般
ポルタでのフラッグショーがなくなって以来、イタリア人を連れて観光に行くこともなくなり、最近は観光地に足を運んでいませんでしたが、久しぶりの観光です。

今までは、団体(だいたい7人グループ)と一緒に1日か2日観光ってことが多かったんですが、今回は、イタリア人は一人。
それも女性で、めちゃ気があう人だったので、本当に楽しかった。
来日目的は、彼女は、シェフで、イタリア料理の指導にきていたんです。
約10日間の間にレクチャーする料理は30品目。その上、毎日ランチとディナーでデモンストレーションがあるから、その間の時間を縫って、出かけられる日は精力的に見る。って感じで、あちこち行きました。
また、彼女はすごく英語が上手な上、日本への関心が高く、一人でも行動できる人だったので、私が泊まりじゃなく、通いで行く日は早起きをして、一人で嵐山の天竜寺、そして伏見稲荷や、醍醐寺まで足を延ばしたそうです。

私と一緒だった日は、金閣寺、建仁寺、清水寺、青蓮院、知恩院などを毎日少しずつ巡り、午後半日時間があった日は、めっちゃダッシュで奈良まで行って、東大寺にも行きました。


まずは金閣寺↓

  

この日、バスを降りた瞬間、雨が降り始めて、急いでビニール傘を買ったものの、10分後には良いお天気に。
そうそう、日本にあってイタリアにないものとして、この透明のビニール傘があります。
イタリア人って無駄なものを買わないから、ちょっとした雨ならバールに入ってやり過ごすし、本気の雨なら誰かに迎えに来てもらうからでしょうか・・・
あっでも折りたたみ傘は、観光地で結構売ってますね。でもビニール傘ってないんですよね~。


  

知らないうちに祇園の一角がこんなにきれいになってた。
なんていうか、『ザ・観光地』って感じですね。
本当の置屋さんはここにはありません。



建仁寺↓

  

実は初めて入ります。龍の天井がで有名ですが、あれも実は平成にはいってから描かれたものだし、あとこの下の、風神雷神図も展示はデジタル複製なんですよねぇ。商売っ気まるだしって感じでなんだかなぁ~

風神雷神図↓

  



こういう小道↓は大阪にはないんですよね。やっぱり京都にあこがれる気持ちわかります。

  


はずせないのは清水寺↓。修学旅行生で一杯でした。

  


まるで一幅の絵のような美しいカップル↓(写真はわざとぼかしてあります)

  



青蓮院へ↓。樹齢1000年を超える楠。

  


青蓮院の庭にある、漢字の『一文字』を象った手水鉢

  

ここは、それほどガイドブックにも載ってないし、たぶん大型観光バスで乗り付けることができないからかもしれない。って思うんですけれど、お庭もとても美しいし、趣のあるお寺です。お隣の知恩院が今修復中なので、お近くにお越しの際は、こちらの青蓮院がおすすめです。



迫力のある知恩院の門↓

  

この門は登れます。ちょっと行った時間がなかったので上りませんでしたが、お勧めです。


一路奈良へ。こちらは興福寺↓。

  


東大寺↓

  

  

  

誰を連れて行っても、鹿がワラワラいることに驚きます。
歩くスピードや、行動の基準が同じ人と一緒に過ごすのって、とっても楽ですよねぇ~。
以前、あるグループを連れて行ったとき、拝観料が500円とか600円とかするのを嫌がって、入らない。って言ったイタリア人がいました。一生の間にもう二度と日本に来るチャンスなんてないかもしれないのに、なんてもったいない!!!って思ってしまうのは私が若くないせいでしょう。
若い時は、時間が永遠にあると思っているし、「せっかく」とか、「わざわざ」とか、そういう気持ちってあんまりないのかも。特に自分がお金を払ってないとそういうものですね。

今回一緒だった、イタリア人は、ほぼ同年代の女性と言うこともあり、話もあうし、興味を持つ基準も似ていたし、時間の使い方に代表される行動パターンが同じだったので、楽しかったです。
ある程度の期間一緒に過ごすと、逆に相手のアラ(自分のアラ)も見えて、嫌になる相手もいますが、彼女とはもっと一緒に過ごしたい。って感じで、次回イタリアでの再会を楽しみにしています。


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2 コメント

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Unknown (Delfino)
2012-11-28 22:49:45
お越しになったイタリア人女性、とっても魅力的な方ですね~。
活動的で、写真から人柄の良さがにじみ出ていますね。

いますね~、きっともう来ないであろう場所なのに、500円ごときをケチるイタリア人。
ほんとうに、勿体ないっ!って思います。
金銭的な問題もあるかもしれませんけど。案内し甲斐がないな~と思います。
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Delfinoさんへ (がっちゃん)
2012-11-29 16:32:44
そうなんですよ~。
正直、アテンドしていて、「けっとばしたくなるような」イタリア人もいます。
なんていうか並んでいるところを、平気で横入りしたり、土足で境内に上がろうとしたり、一緒にいて恥ずかしくなるような人もいるんですよ。
その意味で、今回のイタリア人はとっても気持ちが通じ合う感じで楽しかったです。

あと、本当に500円ごときをケチるイタリア人。
「案内し甲斐がない。」まさにおっしゃる通り。
だったら、どうして着いて来たの?って感じですよ。
その時は、ある団体の一人の女性と仲良くなったのですが、その団体はいわゆる半官半民のデリゲーションだったので、夕方からパーティーがあったり、色々団体で動くことが多かったんです。
で、奈良に行くことになったとき、最初はその女性一人かな?って思ったら、団体を案内することになり、でもそれがそろわない。
やっとロビーに降りてきたと思ったら、カメラを忘れただのやっぱりジャケットを持っていくだの。冷蔵庫から水を持っていくとか、1時間以上も出発が遅れて、それで行った先で、拝観料がもったいないから入らない。って言い出して。
結局、4人ぐらいを待たせて入りましたけどねーーー。
本当に、なんで来たの?!って言いたかった。
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