日伊文化交流協会

イタリアに関する色々なこと(旅行、料理、語学、本、映画など)を書いています。ブログをお持ちでない方のコメントも大歓迎!

イタリア迷走日記(その5)

2008年08月31日 13時36分53秒 | 自己紹介(?)
イタリア迷走日記―その5
じゃじゃじゃ~ん♪
(火曜サスペンスのイメージ)


ドイツ人女性が運転する車で駅に迎えに来てもらい、
無事到着することができたものの、その時点で
実はほとんどパニック寸前。
「会話」なんて全く出来ない。
相手は、気を利かして、イタリアで住んでいた
家の写真を見せてくれたり、飼っていた猫の写真を
見せてくれたり、とても親切にしてくれるのだが、

ああいうのを頭が真っ白になる。と言うのかっ

当時実家に『雪』と言う白い猫を買っていたがっちゃん。



    ウチにも猫がいます。名前は雪です。
    理由は、雪の様に白いからです。



なんてことを言いたいのに、暑さと緊張のあまり、
nevicaやbiancoすら出てこない。

今から思えばなんてかわいいがっちゃん。フフフ

ところで、そのイタリア人の名前は、マルチェッロ。
非常に穏やかで、今では数多くのイタリア人を知っているがそれでも5本の指に入るほどのもの静かな人。
ロンドンに住んでいた頃は、パンクミュージックのバンドをやっていた言うが信じられない。

ともかく、散々な初対面となったものの、
翌週から無事レッスンが始まった。
場所は喫茶店。
レッスンは、いつも1時間のところ30分以上も延ばしてくれたほか、
毎回趣向を凝らしたた内容で、飽きることがない。

また、
『相手が来日したばかり』
と言うのも都合が良かった。
ほとんど日本語が話せないマルチェッロ(英語はペラペラ)
だけど英語が話せないがっちゃんとの共通言語はイタリア語のみ。
なんとかして会話を成り立たせるためには、

お互いの歩み寄り

しか方法がない。
だから今でも、とにかく通じるけど変なイタリア語なのかも。
とにかく、そんなこんなでスタートしたプラベートレッスン。


一方、それと平行するように、
長野オリンピックのボランティア活動が始まった。
しかしながら、活動実態は全くなかった。

と言うのも、開催の3年も前に募集が行われたものの、
長野とのつながりは、1年に1回の集会のみ。
その集会も、時間をやりくりして行ってみるものの、
実際にどういう活動を行うのか、などの具体的な説明はなく、
いつも、
「長野オリンピックを笑顔で成功させよう! エイエイオー」
のような精神論ばかり。

実際に、ボランティア期間中の衣食住のことや、
大阪から参加する場合、防寒についてどの程度の知識が必要か、
具体的にはどのような活動をするのか、など、
そういうことがなく、退会者が続出。

最初関西だけで3000人も登録したボランティアも年々減り続け、
開催の1年前には、ついに500名を切っていた。
どうなる長野?

                         つづく


クリックよろしくねん

    にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お返事(その8) (がっちゃん)
2008-10-19 15:58:38
☆倶楽部千載一遇さまへ☆
本当にあれはよい経験でした。
ボランティアと言うことを意識していないボランティアも多く、つまり、無償でやるといった限りは、逆に自分もワガママは言えないと言うことなのに、例えばゴミ拾いは嫌だとかね、ボランティア側にも問題があったり大変でした。
でも楽しかったですし、その時にツライ思いをした人とは今でも連絡を取り合っています。
返信する
長野 (倶楽部千載一遇)
2008-10-18 07:07:29
大変だったんですね。
そういう手薄な感じは弟三者的には笑えますけど、当事者なら辞退もしますよね…
返信する
お返事(その7) (がっちゃん)
2008-09-02 09:47:28
☆きっこさまへ☆

>たしかに3年前に応募で、毎回の打ち合わせがこん
>な精神論だと止めちゃう方も多いでしょうね。

オリンピックのような国際大会で、ボランティアを活用しようとした、日本ではまだ最初の頃の例だったんだと思います。
その前に、関西では神戸ユニバーシアードなんかもあったんですけれどね。
なんか、迎える側のほうがおっかなびっくり。って感じで、「お願いします。お願いします。」と言う低姿勢になりすぎた感がありました。
一つは長野と言う地域性もあったのかもしれません。
行ってみると本当にみなさん親切で、私自身は非常に良い経験をしたと思うのですが、もうちょっとなんとかならないのか?という運営方法でした。
善意だけでやろうとすると問題が起こる。と言うことを実感しました。
返信する
Unknown (きっこ)
2008-09-01 23:13:08
でもでもお互いの共通言語がないって言うのは語学上達するのに良い環境ですね。やっぱりどっちかが流暢に話せちゃうと、会話が成り立っちゃいますから。成り立たないと通じさせる努力をするしか方法がないですもんね
たしかに3年前に応募で、毎回の打ち合わせがこんな精神論だと止めちゃう方も多いでしょうね。
返信する
お返事(その6) (がっちゃん)
2008-09-01 10:55:40
☆yuranotoさまへ☆

>語学って、きっかけはいろいろあると思うのです
>が、上達するのって、住んだりその国の人とつきあ
>ったりしたら自動的に上達するわけじゃなくて、地
>道な努力なしにはありませんからね。

まったくそうですね。継続は本当に難しいです。
どの語学学校もそうですが、上級者クラスが成立しにくいです。
何かきっかけがあって、習い始めても、続かないことが多いですし、ある程度上達した場合、そのまま留学していしまうことが多くて、日本国内の語学学校で、上級クラスまで通いつめる人って言うのは自然淘汰されてしまうんですよねぇ~。
その意味で、語学学習についてyuranotoさまのように、語学は手段であって、目的は別。と言う人は強いですよね。
私は、仕事が入ると急に勉強するいわゆる一夜漬けタイプなので、いつまでたっても上達しません。
返信する
お返事(その5) (がっちゃん)
2008-09-01 10:48:08
☆emiさまへ☆

>オリンピックの参加者3000名も最初いたんです
>か?!それが500名を切ってしまったとは!

そうなんですよねぇ~。
まっ、これは関西圏の数字と言うこともあって、実際長野では、2万人近い応募があったということですし、もっと歩留まりも高かったはずなんですが、関西の場合、長野でのボランティアじゃなくて、例えば空港のウエルカムハウス内ボランティアとかになると、交通費だけでもすごくかかるし、(リムジンバス料金が日本は高いので)通うのも大変。
その上、長野オリンピックボランティアと言うのに、全然長野と関係ないじゃない。ってことになって、配属されてからも続々辞退者が出ました。

でも今更ながら思いますが、あれは応募方法も、応募時期も、運営方法にも問題があったのだと思います。
私は日韓サッカーワールドカップのボランティアもしましたが、こっちはそうでもなかったですから。
返信する
お返事(その4) (がっちゃん)
2008-09-01 10:42:26
☆gelliusさまへ☆

>そりゃー3年も前から募集されてたら、こーゆーこ
>とになりますわな(笑)

でしょ。そりゃね学生のときに応募した人なんて、その時は2週間参加できます。って言ってても、実際就職したら、入社1年目で2週間の休暇なんてアリエネーですからね。

>で、実際本当に喋れる人なんてまだこれの半分くら
>いなんじゃないですかい?

これはね、語学は関係ないので、〇語を話す。話さないは関係ないんですよ。実際ボランティアは語学よりも、忍耐と体力ですから。
逆に、私を含めて、しゃべれない人のほうが、良く働きます。(笑)語学が出来る人の中には、「私はプロの通訳なのでゴミ拾いはしません。」なんて平気で言う人がいたりして、結構問題だった。だったら、有償通訳の試験受けろよ。って感じで、ボランティアに求められる要素は、あくまで運営のお手伝いなので語学能力は二の次でした。

スカンビオはねぇ~。難しいですよね。
よほど両方の力(または目的)が一緒じゃないと。
なんとなく、習いたい。って言う人と、必死で習いたい。って言う人だと、「なんとなく」の人がめんどくさくなった瞬間、やらなくなっちゃいますからね。
お金を払うと、払う側も意見を言えるし、貰う側も責任が生まれるので、逆に対等なんだと思います。
返信する
お返事(その3) (がっちゃん)
2008-09-01 10:33:37
☆プリエン♪さまへ☆

>でも、鼻につく先輩にとっさにうそをついてでも、
>言い返したがっちゃんさん、かっこいい~~!!!

いやいや、何度これで人生イタイ目にあってきたことか・・・
黙ってりゃすむのに・・・「キジも鳴かずば撃たれまい」ってことに遭遇しています。
でも、今更ながら、あの方に感謝です(名前も忘れちゃったけど)そういう意味でこのブログにしてもなんにしても、出会いって言うものがあるんだなぁ~って思います。
返信する
お返事(その2) (がっちゃん)
2008-09-01 10:27:17
☆あおばばぁちゃんさまへ☆

>トンバの通訳なんかやったりして!

ははは。会場が違うので出会うことはなかったのですが、トンバについては友人のボランティアが面白いエピソードを話してくれたので、またご紹介します。


>やっぱり、どうしようもないという状況に
>置かれるのが、語学習得の早道ですか?

そうですね。
私の仕事は毎回がけっぷちです。
それで、習得したとも、上達したとも余り思えないんですけれど、普通の語学学習では絶対勉強しない単語を覚えたのも事実です。
なので、自分で自分を追い込むことって重要かもしれませんね。
返信する
お返事(その1) (がっちゃん)
2008-09-01 10:24:00
☆ペッショさまへ☆
お久しぶりです!!
日本滞在も、短いながら、満喫されたようですね。私もパワフルなペッショさんを見習って、もうちょっとこの怠惰な生活を改善しようと思います。(って思うだけ?)
返信する
きっかけ (yuranoto)
2008-09-01 05:23:45
しばらく留守にしていたので一気に1から読ませていただきました。おもしろーい。続きが楽しみです。
語学って、きっかけはいろいろあると思うのですが、上達するのって、住んだりその国の人とつきあったりしたら自動的に上達するわけじゃなくて、地道な努力なしにはありませんからね。私もラジオ講座聞きましたよ。イタリアの修復学校に留学することを決めたものの、語学学校に行く余裕もなかったから、ほとんど独学、ラジオ講座にはすごくお世話になりました。テレビは毎回、レベルが低くなっているように感じてました。(10-7年くらい前の話)
返信する
Unknown (emi)
2008-09-01 03:56:44
オリンピックの参加者3000名も最初いたんですか?!
それが500名を切ってしまったとは!
随分辞退する人が多かったですね~!
これから、がっちゃんさんどうなったのか気になります。続きが楽しみです!
返信する
やっぱりそういうもんだよね(笑) (gellius)
2008-08-31 23:19:26
>最初関西だけで3000人も登録したボランティアも年々減り続け、
開催の1年前には、ついに500名を切っていた

そりゃー3年も前から募集されてたら、こーゆーことになりますわな(笑)
で、実際本当に喋れる人なんてまだこれの半分くらいなんじゃないですかい?

しかし、あたすもねイタリアにて何度か言語のスカンビオをしおう!と言われて2回女の子と会いましたけど、全く楽しくなかった上に、あたすは話せないのに、向うは日本語を話すのを恥ずかしがって話さないし、で、全く何の実りもなかったです(笑)
しかし、こういう最初の出会いが素晴らしかったら前にも進んでいけるってなもんですね♪

↓そうか!ウォークマンってあたすも言う!そういうことなのか!
でも、リンメルより先にマスカラあったでしょーーーー!って思うんだけどねぇ。よっぽどリンメルのマスカラは売れてるんでしょうかね。
返信する
こんにちは♪ (プリエン)
2008-08-31 22:12:23
すみません、しばらくブログ生活から離れてまして、私も一気に迷走日記読ませていただきました。
私も基本、3日坊主人間なので(←というか、今もイタリア語の勉強が・・・)、面白く読ませていただきました。
でも、鼻につく先輩にとっさにうそをついてでも、言い返したがっちゃんさん、かっこいい~~!!!
私は負けん気が強い割りに、何も言えず家に帰ってから、1人イライラするタイプです(笑)
返信する
長野が (あおばばぁちゃん)
2008-08-31 19:34:12
どうなるか楽しみです。
トンバの通訳なんかやったりして!

やっぱり、どうしようもないという状況に
置かれるのが、語学習得の早道ですか?

私はアメリカにいたとき、家族が入院したり、
裁判所に呼び出されたり、水道管が破裂したり等々の
困難???を乗り越えてというかうっちゃって
なんとか英語が多少なりとも話せるようになりました。

がっちゃんさんは長野できっとすごい飛躍があるんだろうなと
楽しみにしてます。
あっと驚く展開もありそうで、期待してます。
返信する
 (ペッショ)
2008-08-31 14:56:03
もしかして一番?
久々の訪問、本当にすいません…でもイタリア迷走日記、一気読みさせていただきました!
がんばれ、がっちゃん!と声が出ます。続き楽しみvv
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。