今日はちょっぴりお勉強な気分
「わくわくイタリア語」って言う名前のカテゴリーにしているわりに、ぜんぜん“わくわく”しないのがイタリア語の勉強。
いまだに、ホント私は一体何を勉強した
「つもり」
だったのかしら。と落ち込むことしばしば。
語学の道は果てしない。と常々思いますが、びっくりするぐらい初歩的なことをすっとばして勉強していたってことに気付かされる今日この頃です。
がっちゃんのイタリア語の勉強は、ずっとラジオイタリア語講座を5年ぐらい聞き続けていた以外に、学校に通ったのは、6ヶ月っていうのが2校だけ。
あとはずっとプライベートで習ってきました。
そうすると、手紙の添削だったり、自分が読んだ小説の要約を作ったり、本当にそのときそのときに思いつくことをやる。って感じで、計画的に文法を積み重ねてならったことがありませんでした。
で、こないだから何度も登場している、「中学英語を復習して英会話がペラペラになる本」って言う本を元に、英語からイタリア語にしたり、イタリア語で言ってもらったものを英語にしたり、そういうことをやっていくうちに、すごぉーーーく簡単なフレーズでつまずいたり、また一応自分ではわかっているつもりだったのに、ちょっと言い方を変えたら出来なかったり、自分が間違って覚えていたことなどが徐々にが解ってきました。
で、ハイ。
今日のフレーズは、「私は〇〇が好き」を元に、「私は〇〇に好かれている」
と変化させた場合の例です。
「私は〇〇が好き」は、基本的に主語によって動詞の変化がないので、
Mi piace(3人称単数形)の場合
例)私は子供が好き。
Mi piace il bambino.
Mi piacciono(3人称複数形)の場合
例)私は子供達が好き
Mi piacciono i bambini.
この2種類だから、ラクチンなんですよね。
つまりpiaceまたはpiaccionoの前に置く間接目的語代名詞
Mi,Ti,Gli,Le,Ci,Vi,Gliを主語によって変えればいい。
だ・け・ど
これが、相手から「好かれる」になると、突然難しくなっちゃうっていうか、日本語的な発想だとどうにもこうにも理解できない。そんな感じです。
最初の例を使って考えてみると。
あっ、その前に・・・
Mi piace il bambino.
A me piace il bambino.
上記二つは同義です。「私は子供が好きです。」
下の方がちょっと意味が強いかも。
つまり私にとっては、子供のことがほかよりも好き。
そう、もし何人か居る時に、
Mi piace il cane.「ボクは犬が好きなんだ」
A me piace il gatto.「私は猫が好き」
って感じ。
まぁそれはおいておいて、これがですね、「子供に好かれている」となるとどうなるかと言うと、
単数の受身の場合は
Mi piace il bambino. 私は子供が好きです。
A me piace il bambino. 私は子供が好きです。
Al bambino piaccio io.
私は子供に好かれています。
となるわけです。
なんだか、日本語的な場合、主語が子供(私は好かれている対象)なんだから、3人称単数のpiaceにしたくなっちゃいますが、だけどこの場合、主語は私なんです。
つまり、「私」が子供達にから好かれている。
だからなんだそうですけれど、どうしてもこれが理解できない・・・
っていうかアタマで理解してもちゃんとつかえない。
複数の受身にしてみたらどうかと言うと・・・
Mi piacciono i bambini. 私は子供達が好きです。
A me piacciono i bambini. 私は子供達が好きです。
Ai bambini piaccio io.
私は子供達に好かれています。
複数の受身の否定文にしてみたらどうかと言うと・・・
Non mi piacciono i bambini. 私は子供達が嫌いです。
A me non piacciono i bambini. 私は子供達が嫌いです。
Ai bambini non piaccio io.
私は子供達に嫌われています。
(子供達は私が好きではありません)
あぁーーーーーすいません。すいません。
ホント今更こんなことかいてて、恥ずかしいです。
えっと、何故この動詞piacereをつかった受身をあんまり使わないっていうか、がっちゃんはちゃんと勉強していなかったかと考えました。
たぶん例文が無かった・・・
いやね、がっちゃんは文法的なことはラジオイタリア語講座で習ったことだけなんですよ。まったそれこそessereとavereの活用、名詞の単複変化、形容詞の語尾の性数変化みたいな超簡単なことから始まって、半年ワンクールの間に行き着くのはせいぜい半過去まで。
で半年過ぎると又1からで、応用編も聞いたりしたけれど、応用編はそういうことは既に勉強済みになって先に進んでたりする。
私が聞いていたのは10年ぐらい前だし、今はもうやり方が違っているのかもしれませんが、当時はそんなんでした。
なので、ある部分はすごく補強されていたとしても、実際には、ザルみたいにあっちこっち穴が開いたまま、袋をどんどん大きくしたって言うのか・・・
で最近その穴をまた探し出して勉強しなおしてるんですけれどね。
動詞piacereそれもこの一つだったわけです。
実際、私の手元にある、一ノ瀬俊和先生の「しっかり学ぶイタリア語」にも、野里紳一郎先生の「今すぐはなせるイタリア語」にも、白崎容子先生の「1からはじめるイタリア語練習」、マリーサ・ディ・ルッソ/長神悟/西村晃二共著「イタリア語練習帳」などさまざまなテキストをのどこにもこのpiacereを使った受身は出てこない・・・
でね、なんでこのpiaceを使った受身が例文として取り上げられなかったかというと、たぶん日本人的な会話ではあまり使わないからかも。
例えば「彼女はみんなから好かれている。」とか、「彼は動物達から愛されている。」とは言っても、
「私はみんなから好かれています。」って自分から言う人あまりいないと思うんです。
でも最初の彼女・彼の場合は、もともとpiaceって動詞は、主語じゃなくて、目的語によって変化するし、わざわざこんな場合、受身にしなくても、「みんなは彼女が大好きです」って言っとけば済むから、あんまり深く考えずに使っていたんだと思います。
いかにテキトーに喋ってたのかわかりますね。
まっそんなこと暴露してもしかたないんですけれど、こういうことも一つのきっかけなのでもっとちゃんと勉強するためのプレッシャーを自分で与えるともりで書きました。
イタリア在住の方、日本では習わなかったけれど、最近はこんな風な表現もあるよ。とか、実際にはこんな言葉は使わないとか、また色々教えて下さいね。
いつまでたっても初心者マーク
そうそう、わかるわかる。
反対に言うとなると、すごーくしゃべる前に考えないと間違えちゃう。
あたしの事を好きだって言いたいんだからぁ~mi、、、じゃなくってぇ~みたいに(笑)
イタリアでもそんなに使わない気もするけど、、、ま、これも使うか使わないかは人によるものねぇ。
「私は子供に好かれています。」なんていうのは日本語でもあんまり言わないですよね。受け身の表現だったら"Ti piaccio?"とか"Io piaccio a lui?"みたいに疑問形で使うとかかなぁ。(いや私が使うかとかじゃななくて。)
というか、「彼は私のことが大好きなのよ。」なんて日本人なら言わないというか、イタリア人には需要のある表現なのかしらとか思っちゃいました。
↑もう久しく勉強してないので、なんか大間違いしてたら直してください~。(泣)
いまだによくわかりません…(涙)
うっほぉーーーーい。ひっさしぶりぃ~
実はさ、来週このブログ2周年を迎えるのよ。
でね、去年1周年のときに、gelliusちゃんがコメント書いてくれてて、それ以外にきっこさんとか、ペッショさんとか、でもたった一年のあいだに、更新をやめてしまったブログが出たことがとっても悲しいな。って思ってたところ。
なんだろ、更新が止まると、gelliusチャンみたいに遊びにも来てくれなくなるものね。
たぶん、パソコンの前に座ることがなくなるんだろうなぁーーー
それはとっても寂しい。
だから、こうしてまた覗きに来てくれるとすごぉーーーくうれしいわん。
あと、どうでもいいけど、先日JTBの旅行案内で、チヴィタ・バーニョ・レージョが出てて、ついに大手も参入かぁーーーーって思いましたぞよ。
なんか関係ないことばっかり書いちゃった。そうそう。
>あたしの事を好きだって言いたいんだからぁ~
>mi、、、じゃなくってぇ~みたいに(笑)
そうなのよ。こうやって考えてるからダメなんだな。って思うんだけど、とっさには出てこないです。その上、考えた上にしゃべったのに、それも間違ってたりして・・・
難儀なヤツです。
ようこそのお運びありがとうございます。
コメントも嬉しく拝読しました。
>「私は~が好き」と「私は~に好かれてい
>る」は、同じ形で、後者は受身ではなく、前
>者と同じではないのでしょか。日本語として
>どう言うかの違いだけだと思うのですが。
>A me piacciono i bambini.子ども達は私に
>おいて好ましい→私は子どもが好きだ
>Ai bambini piaccio io. 私は子だも達におい
>て好ましい→私は子ども達に好かれている。
そうですね。おっしゃる通りです。
ただ、なんだろう、たぶん最初の刷り込みのせいだと思うんですが、piacereは主語によっては変化しない。あくまで目的語の単数か複数かのみである。
と習っているせいで、このpiaccioと言う一人称を使うことがなかなか出来ないんです。
A me piacciono i bambini.
これは簡単ですけれど
もし、これを逆にしたときを考えたら、
Ai bambini piace io.(×)
piace(3人称単数)+単数名詞
としてしまうんですよ。
Ai bambini piaccio io. (〇)
とすることが出来ないと言うことが言いたかったんです。語順的に、主語が最初に来ないと気持ち悪いというか・・・
Io piaccio ai bambini.
だったらまだ解るんですけれどね。
もちろんこれは単なる私の勉強不足なのすけれど、最初に習ったときに、piacereって言う動詞だけは特別で、主語によって、動詞の活用が変わるというあの苦労を考えなくていい。って思っていたのに、「裏切られたーーーーーー」感じでしょうか・・・
そう、だから受身がとか、そういう問題じゃないんですけれど、piace/piacciono以外の活用をあまり使うことがめったに無いものですから、いざ使おうとすると、混乱してしまうのだと思います。
だから文法的にはverdeさんのおっしゃる通りの説明ですね。
>「私は子供に好かれています。」なんていう
>のは日本語でもあんまり言わないですよね。
そうなんですよ。なんだろう、こういうのって日本人の性格に合わない?!
あとね、日本で売っている教科書(最近のは解りませんが)少なくとも私が持っているイタリア語の学習テキストはこのpiacereに関する説明として、
間接目的語代名詞を前において、目的語となる名詞の単・複のみで動詞が変化する
としか書いてないだけに、衝撃的と言うか、しらなかったぁーーーーーって思うのかも。
でも、初歩でこうならっても、文法の段階を追って、あとで別の形でこのpiacereをもう一回取り上げてくれたらいいんですが、そいう本が無いんですよ。
まぁこれが日本で勉強するというか学校に通わないことの限界なのかもしれませんね。
英語だったら、それこそ段階別に様々な形式の文章を習うでしょう?
だけどイタリア語の場合まだそこまで丁寧なテキストがないと言うか・・・。またちょっと探してみます。
>「彼は私のことが大好きなのよ。」なんて日
>本人なら言わないというか、イタリア人には
>需要のある表現なのかしらとか思っちゃいま
>した。
そうなんです!!!
まさにね。いかにもイタリア人らしぃーーーー
イタリア人なら自分で言いそう(笑)
だけど、日本人のメンタリティーではこの文章はちょっとね。
せいぜい、歌のセリフの中で、「彼は彼女に首ったけ」って言うぐらい。
つまり、あくまで三人称でしか使わない。
こんな感じ↓
A lui piace sua figlia
(彼は娘が大好きです)
A sua figlia piace lui
(娘は父が大好きです)
これが「彼は娘に好かれています」としようがどうしようが、3人称単数であることに変わりない。
だから、それ以外を考えなかったのかもしれません。
以前から、動詞piacereにも活用があることを不思議に思っていたのですが、イマイチ使い方がよくわかっていなかったんですよね。
しかしこの、「くびったけ」って言葉ももう死語かも・・・
>「piacereは3人称でしか使わないって教えた
>くせに何で2人称が出てくるの?何で
>ti piaciで意味は“君が好き”なの?」と大
>混乱しました。
>いまだによくわかりません…(涙)
そう、「3人称の呪い」今日のブログは、このタイトルにしたほうがよかったかも。
まさに同じです!!
私もね、実はまったく見たことがなかったわけじゃななく、過去にそうやって特に歌の歌詞に良く登場してたんです。
それを「見なかったことにしよう・・・」と目を塞いでいたんですよね。
だって、3人称の単数か複数なんでしょ!!!
ってずっとそう思っていました。っていうか今でもちょっと良くわかってない。
A me pipacciono i gatti.
(私は猫が好きです)
これを、「猫から愛されている」=「猫は私が好き」なんだったら、
I gatti piace io.
でいいじゃんって思っちゃう。
Ai gatti piaccio io.
これだったら、「私は好き、猫たちを」って感じになっちゃって、どうしてこれが、「猫が私を好き」=「猫たちは私が好き」なのかわからなくなっちゃうんです。
ぐわーーーーー。また混乱してきた。
例文をいくつか作ってやったときは理解したような気がしてたけれど、やっぱり気持ち悪い。
>語学って本当に難しいですよね。piacereの受
>身って考えたことありませんでした。
すいません。verdeさんからご指摘いただいたように、受身というわけではないですね。
だけど、受身的な発想と言うのか・・・
私は彼らが好きです。
Mi piacciono loro.
A me piacciono loro.
私は彼らから好かれています。
Gli piaccio io.
A loro piaccio io.
♪なんで、こーーーーなるのっ
(昔のキンちゃんみたいに発音して下さい)
って知らないかなぁ~
なんかちゃんとした文法書を買って勉強しないといけないなと思いました。
一応「イタリア分解読法」っていう8500円もする本も持ってるんですが、この本使いにくくって・・・
目的の内容を見つけることができないっていうか・・・
まぁ理由がわかったところで、使いこなせないと意味がないし、その意味では例文を幾つもつっくって身体で覚えるしかないんでしょうね。