イタリアの洗車事情

イタリアって、家の中は本当に驚くほどきれいにしているのに、どうして公共の場はあんなに汚いんでしょうかね。
公衆トイレ、列車の中、壁の落書き・・・
日本でも、治安の悪いところは、概して街が汚いものですが、その意味でもやっぱり物騒なイタリアですね。

で、車の洗車についてです。
埃で真っ白。字が書けそうです。
なんで洗車しないのか？とたずねましたところ、

１．一戸建ての家以外で、都会のアパートに住んでいる場合洗車スペースがなく、また、水をホースで引っ張ってくることが難しい。

２．一般的に、コイン洗車場というものがない。（ガソリンスタンドには洗車機がありますが。）

３．洗っても、すぐ汚れる。（都会は石畳で埃が多く、少し地方に行くと、まだ舗装していない地道が多いため。）

４．道路に照明の少ないイタリアでは、夜間に車を運転すると、虫がぶち当たってフロントガラスは、ワイパーでは取れない汚れがつく

５．屋外駐車場がほとんど。

とにかく、理由はいろいろありますが、基本的にあまり洗車をすると言う意識がないのは事実です。ガソリンスタンドでも、頼まないとめったに窓を拭いてくれません。
日本の「窓を拭いてもいいですか？」
っていちいち聞いてくるのもかなりうっとうしいんですけれど、イタリア人にツメの垢でも煎じて飲ませてやりたいですわん。

で、車内はどうかといいますと、まぁこれも決して綺麗ではありませんね。
拭き掃除なんてしないので、ダッシュボードやシートがざらつくことも。
私は別に潔癖症ではないのですが、ちょっとあのザラザラ感はなんだかなぁ～って感じです。
でも、とにかく車内は男女共にシンプルです。
基本的に車の中にはなんにもない。と言う人がほとんどで、クッションやぬいぐるみを置いている人も少ないようです。

ただ、バックミラーにぶら下げるタイプの葉っぱの形をした芳香剤が流行っていて、芳香剤が大嫌いな私にはこれがかなりきついです。
特に、車の芳香剤は駐車している間、締め切られた空間に充満するので、相当エグイ臭いになります。

あと、初めて見たときはもう本当にびっくりしたのが、車を降りるときに車内のラジオを取り外してダッシュボードにしまう人を見たときです。
だいたい、車に取り付けられたラジオの

「取り外しが出来る。」

と言うのも驚きですが、そんなラジオ程度のものを盗むやからがいるということは、治安の悪さを物語っていますね。
ちなみに、カーナビなども取り外し式が主流です。でもたいがいの人は、取り外したカーナビを持ち歩くのが面倒らしく、ダッシュボックスの中に入れるので、意味がない気もしますが、車上荒らしを防ぐにはそういったちょっとしたことが大事なんでしょうね。

あと冒頭の黄色い車は車種はわからなかったのですが、余りに可愛くて写真をとっちゃいました。まるで子供が自分の足で漕いで走る「ペダルカー」みたいに見えるんですけれど、本当にエンジンついてるんでしょうか・・・。







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