「日本語の中で最強で最高の言葉は何だと思いますか?」セミナー聴講生に尋ねた。突然問われた若い女性は、瞬間戸惑いながら「ありがとう」ではないでしょうかと応答。打てば響くような回答にうれしくなり「ピンポーン!そうなんです」と小生。「ありがとう」の言葉は誰でも、大人でも子どもでも、どんな時でも、どんな場所でも何回でも使える言葉なのですと。そして、この言葉は気持ちが込められようとそうでなくても、発する回数がとても重要なのだとつけ加えた。つまり、発する回数が日々の積み重ねで累計25,000~30,000回の領域に達すると必ず嬉しいこと、楽しいこと、ラッキーなことが起きる(小林正観氏)と。ただし、ご破算ワードにはくれぐれも注意が必要だと伝えなければならない。つまり、「ありがとう」を発声する過程において5つのご破算ワード(五戒=不平不満、泣き言、愚痴、悪口、文句)に注意を要する。これらのご破算ワードは発したその時点で、それまで積み重ねてきた回数を消滅(ご破算)させ、初回からのやり直しとなる。このワードを言うまいと意識しながら日々暮らすとなると苦しくなってしまう。小生はこれを数度試みて分かったことがある。つまり、ご破算ワードを思わず発した場合、一呼吸の間に「今のは取り消し!」と言えばなかったことになると実感した。「ありがとう」を累積していく中で無意識的に腹立ちが少なくなったり、小さな虫(アリやゴキブリ)の小さな命が殺せなくなったりした。きょうの楽しかったことは、○「日本人と日本文化」(司馬遼太郎対談)を再読し始めたこと、○Netflix配信『オットーという男』(米2022)町で一番の嫌われ者だった男の人生が向かいに暮らす一家との交流を通じて変化する姿を描いた作品。○健康食(納豆+黒豆+豆腐)ウマかったことだ。(9,460歩)