普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

必然

2008-02-12 14:18:11 | 産んだ
子どもを送っていった帰り道、ぼーっとチャリをこいでいると色んなことを考える。
最近、パシッときたのは、独語の「Notwendigkait」という言葉。
日本語では、「必然性」とか「必要性」とか訳される言葉である。

思い返してみると、仕事に隙間ができたことを見計らうように出産にいたった。
強く望んだわけではないが、女の子が生まれてきた。
って感じで色々な事が、ある流れに向かっている気がしている。

きっと今、仕事を休むことも、家事に専念していることも、息子と長い時間一緒に過ごしてやれることも、それが必要な事だからなのかもしれない。

そんな事を考えて望む主夫生活、そろそろ慣れてきました。

2月11日、主夫5日目。
朝ご飯は、アジの干物、大根おろしとシラス、ほうれん草のおひたし、シメジと豆腐とほうれん草のみそ汁。


午前中、助産師さんが検診に訪れる。
バネばかりで計るのが、おかしい。
くるんで・・・、

ほいっ!

でも、考えてみたら最も合理的な方法なのかもしれない。

その後、会社の先輩と同期が陣中見舞いに訪れた。
ただただまったりとおぢさんトーク。
おぢさんたちは、悩み多き年頃なのであった。
お祝いいただきましてありがとうございました。
今度は、屋上割烹、楽しみに来て下さい。

やや時間差で妻の妹もやってきた。
仕事があるとかで慌ただしく出かけていった。
忙しいのにありがとうねぇ。

午前中、なんだか千客万来の様相を呈していた。

昼は、トリモモの塩焼き、みそ汁、ほうれん草のおひたしを食す。

午後は家の中で過ごす。
あかちゃんは、とにかくダッコずき。
ダッコしていないと泣きやまないこともある。
パソコンをするときも、泣かれれば、こうなる。

ラップトップベイビーですね。

息子と2人で近所の図書館に本の返却に出かけた。
その近くのちょっと大きな公園で息子と「宇宙探検ごっこ」に興じる。
引っ越してきて1年半、どちらも家から至近距離なのだが、初めて知った。
主夫生活は、日々、発見の日々なのであった。

福岡の妻のお父さんが、たまたま東京出張でちらりと顔を出してくれた。
夕食をご一緒する。

ひじきの煮物、ささみと水菜のゴマだれ、ジャガイモと人参のクリーム煮というとりとめのないメニュー。
お父さんの持参してくれた福岡名物のイカ焼売が食卓に更なる彩りを加える。

今回、人生で初めて「ひじき」に挑戦した。
今まで水で戻すとか、そういう感じがやや苦手というかめんどくさそうで手が出なかった。
しかし最近では、もうすでに戻されたひじきの缶詰というのがあるのであった。
それを使うと、他の具を刻んで、ひじきを缶からあけて、後は味付けをしながら煮るだけでやんす。
「人生初ヒジキ」とばかりやや緊張していた僕。
やや、拍子抜けした。

何が大変って献立を考えるのがやっぱり大変。
そもそもそんなに料理のレパートリーがあった訳ではなくそろそろネタ切れ。
料理本を引っ張り出してきては、暇なときにボーっと眺める。
これって、結構、主夫っぽいですよね。

子どもを寝かすために、「タンタン」を読む。
これ読んでいると、本から催眠光線が出ているかのように自分も眠くなる。
何度も落ちてしまい、その度に子どもに起こされていた。
情けない大人なのであった。

ま、それもこれも「必然」ってことで。

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