普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

家の記録の妄想

2005-11-13 18:58:18 | Weblog
すごい施主の方からコメントをもらった。
「家の記録の妄想」というブログをやっている。

圧倒的な情報量。
すごい。アリメさんのブログにも一度、紹介されている。
「理想の施主」、確かアリメさんがそう書いていた。

建築は、建築家と施主のコラボレーション。
すぐれた建築家でも、施主によって、建築の出来は自ずと変わってくる。
じっと我が身を振り返る。

日々是研鑽。

建築家・アリメさんについて

2005-11-13 00:00:28 | Weblog
ども。
仕事が完全にスタックし、精神的にはつらい状態が続いている。
故にブログに逃げてみたりする。

アリメさんについて今日は書いてみる。

有銘祐児(アリメユウジ)
一級建築士・丙午年/獅子座/血液型B型
千葉大学工学部建築学科満期卒業<1985-1993>
東京都新宿区に有銘祐児建築設計事務所を構える。

アリメさんの売りはなんですか、といわれたらなんだろう。
うーん、「誠実さ」かな。
本人も「誠実さ」を大切にしたいといっている。
お見合い相手のコメントのようだが、これはかなり言い得ている。
これについて少し書いてみる。

例えば、アリメさんに前に聞いたことがある。
「いくらで家が建ちますか?」
床面積は100平米以上という希望も併せてつたえた。
彼はこういった。
「建てるだけなら、いくらでも建ちます」
世の中、ローコスト住宅ばやり。
猫も杓子もローコスト、建築雑誌もこの特集をすれば売れる。
ビフォーアフターでも、匠がローコストで家を建てる。
でもさ、何かを削らなければやすくならない。
壁を張らずに、柱がむきだし。まあ見た目は悪くない。
「でも寒いですよ」とアリメさん。
雑誌のローコスト住宅特集で紹介されている家は、必ずこういう側面を持つ。
しかしそのことは一切触れられていない。
それを理解した上での、依頼ならいいが、そうでないとそれは不幸。
できあがった後に、「寒い」といっても、「だってローコストですよ」といわれたら、返す言葉がない。

ということが建築の世界には多い。

でも「誠実さ」には派手さはない。

だからわかりやすい言葉が飛び交う。
「デザイン住宅」、最近、建て売りに多い。
それは少し変わったものが多いが、本当に「デザイン」されているのだろうか。
哲学や思想のない、「デザインってこんな感じでしょ」というものばかり。
それでいい人もいる。
そういう人は、それでいいのだ。
でもそういう「なんちゃってデザイン」って誠実じゃない気がする。

「誠実さ」、良くないですか、この言葉。

「誠実さ」は妥協しない。
「誠実さ」は時間がかかる。
「誠実さ」は裏切らない。

アリメさん、たまにはこうして褒めてもいいですよね。

閑話休題、
ブログのデザイン、変えてみました。
色調が似ているので、あまり変わった感じがしないような気もする。
まあでも気分が少しでも違うかなと。

なんか沢山の人がコメントをくれた。
こういうのなんかうれしい。
順不同で名前をここに記す。
アリメさんはんぺんさん、はんぺんさんの同居人さん、Unknownさん、巣作りさん、先住者さん、心より感謝してます。
鞭打つようで申し訳ないが、コメント、これからも書いてください。

そしてまだ一度も書いていないそこのあなた、
例えば、乳飲み子の母親で調布市に住んでいるあなた、
そうです、あなたです。
読んでいることは分かっているんですよ。
書きなさい、今すぐに。