一枚の写真が寮の壁に飾ってあります。
脳梗塞を起こす前のオフクロさんの写真です。(10数年前?)
オヤジさんがフイルムカメラで撮ったもので、
アヤメやツツジに囲まれてオフクロさんが微笑んでいるものです。
オヤジさんは、チョット屈んで、たぶんひざを地に着けて
撮ったのだろうと思われます。
そのときの二人の気持ちははかり知れませんが
幸せな雰囲気は伝わります。
いま、オフクロさんは、特別養護老人ホームでほとんど寝たきり。
やせ衰えていくを見るにつけ、なぜか申し訳なさ、とか
後ろめたさが湧き上がります。
好き勝手にクルマを走らせ、青空の中を生きている自分。
今日、老人ホームへ行ってきました。
コミュニケーションはとれません。顔を見るだけでしたが。
リクライニングを平らにしたベットに
「ここで寝ていけ」と身をよじって、私を誘ってくれました。
私の心の疲労を感じてくれたのでしょうか。
帰り際、オフクロさんは一言「クルマ」と声を発しました。
たぶん
気をつけて帰れと言いたかったのだと思います。
老人ホームを出ると、イチョウ並木が黄葉して秋空との
コントラストが見事でした。
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近頃、ブログについて感じること、
なんだか生活の一部になってしまったな と言うこと。
よその人のブログを見聞きしたりして、振り返ると、
「blogは、その人そのものだったり、または演出であったり、
その人となりの一部が必ず垣間見られる」と何方かが言っています。
ブログは、外見を見てもらい、イメージを膨らませてもらう
バーチャルな世界です。ですからどうしても表現は、キレイに
いい格好をしたくなります。
現実とのはざ間に悩みも抱えながらも、
公の場で展開するブログには、ある程度の節度を守り、
できる限り自分をさらけてだして行けたら
らくに続けられるのかな と思うこの頃。