高円寺上京小説2 dokidoki 渋谷編

渋谷に行った！悪魔の渋谷に。
たぶん９年位前の事。
その日はon airにベンテンレーベルのＧＩＧを観るために行った。
兵庫のＤＲＯＯＰが見たくて。高校の時に博多Ｂe-1でルナチックスとロリータ１８号とdroopを観てかっこよかったから。

渋谷の道が全くわからず、とりあえずグルグルするがＯＮ　ＡＩＲ　はまるでみつからず、コンビニでぴあをみるがきっかけになる建物すらみつからない。
ふらふら歩いていたら、なんと前回の高円寺上京小説で書いたワシントン条約に引っかかりそうな男が歩いている。

またまた「オッス！」と声をかけられる。ワシントンと一緒にいる男がアメリカの７流の映画にも出てこない程に悪そうだ。
警察に聞いたほうが１００何万倍かマシなハズなのに
条約にＯＮ　ＡＩＲの場所を聞いてしまった。
「俺たちロリータ１８号見に行くんだ！一緒に行こうゼ」
なんと！ワシントンと７流も俺と同じギグを見にいくようだ！
助かった！
街を見ながら歩く事ができる。東京に来て安心できる。
ワシントン条約に引っかかりそうな位デカイ男の名はナガシマ
７流映画に出てきそうな位悪そうな男（長髪でＳＭの帽子をかぶって、たぶん黄色だったんだろうなぁーというような見たことない色のズボンをはいている）はクワナと言った。
ギグの内容は全く覚えてないけれど、そこに居た、クワナ＆ナガシマの友達何人かと非常階段でタバコを吸った。

当時俺は１８歳でタバコはすっちゃいけないんだけど、吸った。
つまり、いや、つまりじゃないな、吸っちゃいけないタバコって言えばわかるっすか？いや違う。悪タバコ？ちがう、話が飛んでワケわからなくなってきた。
つなげよう！ジョイントしよう！

えっ？なんですか？

タバコを１８歳というお子様年齢で吸った為に時間旅行したようだ。
話が飛んだ！ぶっ飛んだ！
いや違う！疲れてただけなんだけど、思い出インmyヘッド効果のせいにして
脚色という事で書くと、なんだか、ココに居るべきなのに居る場所が１．７秒位
遅れてる気がして、はやく１．７秒後の世界に行かないといけないと思って身体を
動かすと身体中がビリビリする。
ナガシマ君が俺を見て「キマッてんねぇー」と言った
おそらくビシット、ばりっと規則正しい青年に見えたのだろう。

それから、毎日のようにナガシマクワナと高円寺ケンタッキー前でタムロするようになる。

次回は高円寺ケンタッキー前編