海の彼方には もう探さない 輝くものは いつもここに わたしのなかに 見つけられたから

ごめんなさいのうたが
朝 頭から離れなかった


ごめんなさい
あやまります
うまれてきて
ごめんなさい


そんなことないって知っていても
一度植え付けられてしまった思いは
きっと一生消えない


だからあのうたをきくと
いきができなくて
くるしくなる




きょうはまたやきもきした
もういい大人だし人妻なんだから
いい加減自分のことは自分で世話してくれ
心配させるなー

わたしほんといい奴だなぁ


言っとくけど
わたし今失恋したばっかで
すでにズタボロなのに
これ以上わたしのストレスを増やさないでくれます？


ってキレておいた



きっとわたしは
一生人の心配ばかりして
早死にするんだろうな…

とほほ！



でもやっぱり
ドライになんか生きれない

だってそんなの
さみしいじゃん



いやなやつもいるけど
やっぱりもとはおなじだから
しんじたいよ













さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される


いつも何度でも／木村 弓