こばなし

日々のよしなしごと

罪を正当化できる罪はない

2009年02月21日 | ニュース
3月号のDAYS JAPAN
ガザ特集を読みました

イスラエル軍によるガザ攻撃を
イスラエル人の9割が支持した

っていう新聞記事

そんなバカな

と思ってはいた

イスラエル国民の20パーセントはパレスチナ人だから
それはありえない
正確には国内ユダヤ人の9割が賛成したと書くべき

と書いてあって納得

やっぱりそうだよね

イスラエルのパレスチナ人は
いつも世界からいないかのごとく扱われているって

新聞に載ってることなんて
みんな信じるよ
日本のメディアは一体何を伝えてるんだろう


それでも
ユダヤ人口の支持率が高い
9割って



イスラエルのユダヤ人がホロコーストのトラウマを引きずり、他者からの攻撃に対して、過剰に反応したり、さらに他者からの原因を自分で作ったとしても、それを決して認めようとしない傾向があるようにいわれる。そして自衛権の行使という形で、他者への攻撃が正当化される。
 ホロコーストのトラウマは攻撃的な被害者意識を育ててきたのだ。

広河隆一



ユダヤ人が受けてきた最悪の歴史は事実で
絶対に忘れられてはいけないことだ
だけど自分たちがされてきたことと
同じことをパレスチナ人に対して行なっても
何もならないよ
子どもが死んで喜べる世界なんて
どこにもない
はやくみんな気づいてよ

心の傷がおそろしい



イスラエルでも
反戦デモが起きていたということを知って
なんだかうれしかった

何が9割だ

ちゃんと希望はある









イスラエルの平和団体グーシュ・シャローム代表
ウリ・アブネリのスピーチより
(1月3日の平和行進デモのあと
グーシュ・シャロームの集会でスピーチが予定されていたが
右翼の妨害に合い
集会が開催不能となり
スピーチも行なわれなかった)



私たちは 裏切り者だといわれる。
私たちは イスラエルを破壊する者だといわれる。
私たちは 犯罪者だといわれる。
しかし私たちは言い返そう、犯罪者とは この犯罪的で無益な戦争を 始めた者たちだと!
無益な戦争、なぜなら政府が150万のガザ住民に対する封鎖をやめさえすればカッサム・ロケットを止めることはできたのだから。
犯罪的な戦争、なぜなら、なによりもまず、これは公然にして恥知らずにもエフド・バラクとツィピ・リブニの選挙戦の一部だから。
エフド・バラクを告発する。
国会の議席数をふやすためにイスラエル国防軍の兵士を利用したかどで。
ツィピ・リブニを告発する。
自分が首相になるために殺し合いを奨励したかどで。
エフド・オルメルトを告発する。
悲惨な戦争を利用して腐敗と汚職とを糊塗しようとしたかどで。
ここにいる 勇気と分別ある聴衆を代表して この演台から 私は彼らに要求する。
今すぐ戦争をやめよ!
無益に私たちの兵士そして市民の 血を流すのをやめよ!
ガザの住民の 血を流すのをやめよ!
地上部隊の侵攻によってもたらされるはさらなる惨事、大虐殺の応酬、そしてなにより おぞましい戦争犯罪!
この戦争の後 どの将軍も戦争犯罪のかどで逮捕される恐怖を抱かず欧州の地に 足を踏み入れることはできまい。
今でさえ、そう、まさにこの瞬間にも、停戦は可能なのだ。
私たちが殺人的な封鎖を解除することに同意するならば、ガザの人々が尊厳をもって生きることを私たちが認めるならば、私たちがハマスと対話するならば。
南部の人々、スデロット、アシュドッド、ベールシェパの人々よ、聞いてほしい。
私たちとてあなたがたの苦しみは分かる──
ともに住んでいるわけではなくても、よく分かっている。
でもこの戦争が あなたがたの状況を変えはしないということもまた 私たちは知っている。
政治家連中はあなたがたを食いものにしている。
政治家連中はあなたがたに乗じて戦争を行なっている。
あなたがたも分かっているだろう!
オルメルト、バラク、リブニに要求する。
兵士をガザに送るな!
お前たちは 3人とも、戦争犯罪人として告発されるだろう!
お前たち3人とも、この代償を払うことになるだろう。
今、お前たちに敬礼しているイスラエルの大衆は、明日はお前たちを罰するだろう。
それが第2次レバノン戦争で起こったことだ。
それが今度もまた起こるだろう!



特集 ガザ 世界はイスラエルを裁けるか
DAYS JAPAN 2009/3