こばなし

日々のよしなしごと

幸福な時間

2007年06月04日 | 日記
田んぼの蛙が鳴き始めたので、犬の散歩を田んぼコースへ。
お賽銭を忘れてしまったけれど、神社へお参りに行った。
好きな人ができたことを報告して、その人とわたしの人生がつながって、お互いを高めて行ける存在になりますようにと祈った。

いつもありがとうございますと心の中で思ったら、自分がとても暖かいものに包まれている気がして、急に涙が出てきた。
神社を出て、田んぼの淵に座り込んでたくさん泣いた。
自分がとても幸せだと感じて。
わたしには、片思いだけれど好きな人がいて、見守ってくれる見えないものたちがいて、家族や愛しい人たちがいる。

今は犬と2人で田んぼにいる。
蛙や虫が鳴いていて、水の音がする。
空には星が光っていて、そばにある家から灯りが漏れてる。
涼しくて湿った風が吹いて、犬がわたしを見つめてる。

わたしは幸せ。
こんなふうに時たま訪れる幸福な時間が、とても大切だと思う。

そして、すべてのことには意味と理由があるのだと改めて思った。
全部必要なこと。
後にならなければ分からないけれど、今は呆れて笑ってしまうほど理解できる。
なんてことはなかったのだ。

愚かな自分がとても愛しい。
もっと優しく、ならなくちゃ。