疑似ビルディング(看板建築)というものを簡単に定義付けしてみる。”日本家屋の通りに面した側に屋根を隠すように疑似西洋建築風細工の施された建築様式”とでも定義しようか。
しかし定義付けされたものには例外というものが存在するわけです。それが今回の物件なのでありまして、通りに面した側ではなく、どのような意図によるものか両サイドが疑似ビルディングとなっている。
多くの疑似ビルディングのような、隣近所の商店に合わせてのものでもない。何らかの意図あっての新規建築もしくはリフォームであろうと思うのだが、どうにもその意図が汲み取れないのであります。
(こういうのを出がけの電車から見つけ、帰りにわざわざ途中下車して写真を撮ってくるなんて、我ながらつくづく物好きだなあと思うところなのである)
オマケ:時計付きトイレ
壁の外から「今何時だ」「おう、こんなところに時計が」とか、(時計ある故に)「○分も待たせやがって」とかとかいう声が聞こえてくるかもと思うとおちおち用も足していられないではないか。