実家の猫が一晩帰ってこなかったらしい。二日目の夜に窓の外から小声でただいまと言いながら帰ってきたとのこと。空腹ではあったようだがさほど汚れてはいない。さてはどこかの家で遊んできたかとも疑われるのだが、尋ねてもニャアとしか言わないので真相はわからぬ。
実家では、かねてより何らかの迷子対策をせねばと考えていたところであったという。これを機に実行に移す。どこやらからの貰い物、携帯ストラップか何かについていた小物入れに名前と連絡先を記した紙を入れ、首輪につけてみた(こう書くと俺がやったようだが、そうではなく実家にいた兄の手によるものである)。似合う似合うカッコイイね可愛いねと褒めちぎりその気にさせ(いや、実際かわいいでしょ?)、短時間で馴染ます。ひとしきり遊んだあと眠りについたところで記念撮影。
そういうことなので、もしこんなのを首輪につけている猫を保護したとかいうことがあれば中を開いて連絡をよろしくね。