えー、のほうにも先日書いたのだけれど、やっぱりこちらにも載せておきたいのですね。しばしおつきあい願う。
うちにはデジZOというギターがありましてね。これはなにかというと、たぶん有名なZO-3(ゾウサン)というギターにデジタルエフェクターを内蔵しているというやつで、けっこう重宝するものなんだけど、いかんせんショートスケールのギターなもんでピッチが安定しないしイマイチ音に締まりがない。ちょっと太目の弦を張ってしのいでいたのだけど、やはり根本的にはネックの付け替えをして、一般的なギターと同じくらいのテンションを得なければならんと、かねがね思っていたのですね。
んで先日、お茶の水の楽器店街をぶらぶら歩いていると、ロゴを削り取ったエレキギターのネックが無造作にバラ売りされているではありませんか。聞いてみると、フェンダーのギターなんかと同じスケールのネックだという。こりゃ買っていくしかないではないか。値段は手頃な¥2,000なり。けっこうシャープなシェイプ、しかも(俺の大嫌いなストリングガイドを使わずに済む)角度つきタイプのヘッド(説明が面倒なので、わからん人は、つまりは好みのタイプだったと理解してくだされ)。
買って帰って、ためしに嵌め込んでみたら、どこも削る必要もなくぴたりとデジZOくんのボディにぴったりフィット。幸先よろしい。それからなんやかんやあって、熟慮の結果(細かい説明は省く)写真のような形に落ち着きやした。
弦を受けている木の部品(「サドル」といふ)は花梨(カリン)の削り出しにより自作。我ながら良い出来である。黒檀や紫檀を使うよりはまろやかな感じに仕上がったのではないかな。
全体像。ちょっと違うだけだけど、ちょっとムードが違う。弾き心地はね、思っていたより数段いいぞ。以前のようなベロンベロンした感じではなく。音に締まりが出てきた。大成功。まあ、まだちょっと微調整が必要ではあるのだけれど、これならやりがいがある。小さいギターでもやりようによっては応えてくれるものなのだね
では、おやすみなさい。
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