一週間前
叔母が亡くなりました。
母の末の妹です。
身体が不自由になって、介護施設に入居し、時々提携の病院に入院し、
ちょうどそのころコロナ禍に突入、結局5年間も会えず終いでした。
携帯電話を持っていたので、話は時々できて、
缶詰の果物ではなく、生のフルーツが食べたい、とか新聞を読みたいので何日分か届けて欲しい、とか言って来たので、出来るだけ応えていました。
今年に入った辺りから
長い通話がだんだん短くなり、口調も弱弱しくなり
遂に帰らぬひとになりました。
朝、病院から電話で、具合があまりよくないから来るように
急いで駆けつけると、もう意識が混濁していて、
「Sこちゃん、頑張って。」と頭なでながら声をかけると、かすかに口が動いたような気がして
右の目尻から涙がひとすじ零れ落ちた。
電話は主に私の妹と私にかけていた。
亡くなる数日前に、洗髪中にかかってきたので、Kに出てもらったら、
「用事はないけど、かけてみた」というのに
Kは「じゃあ電話かけないね」
それが最後の電話に。
掛け直せばよかった。
そして
3月の末には、
何故かKとМ君にも一度ずつ掛かってきた と思いだし、
お別れの挨拶のつもりだったのかなぁ
と切なくなるのでした。