昨日の午前中、ふと気が向いて熱田神宮へ参拝に行ってきました。
天気がよかったということもあるけれど、なんだか呼ばれたような気がしたんですよね~。たまにあるんです、こういうこと。
去年の年末に訪れたきりで、今年初参拝。
途中信長塀の横を通りました。桶狭間の戦いの前、信長は熱田神宮で必勝祈願をして勝利を得たのちに寄進したというものですが、私は先日の面接で勝利?を勝ち取るために出かけた
わけではありません。
お願いしたのは、正しい道への導き。
面接の結果がどうあれ、それが私の進むべき道だと自分に言い聞かせるためではあったのだけれど、熱田神宮へ出かける前、電車の時間が少しあったので求人案内を見たところ、以前の職場の
求人が出ていることに気がつきました。
何?このタイミング。
もし落っこちたら、こっちへ応募したら?ってこと???
と、ここでまた心がざわつくのよね~(苦笑)。
以前の職場にはバイト仲間が今も働いているので、詳しい情報を得るためLINEでメッセージを送って、いざ出陣、じゃなくて出発。
天気はよいものの特にお日柄がよいわけではないので、熱田さん(名古屋人はたいていこう呼びます)の境内は人もまばら。
まず本殿に参拝。その後本殿の東側にある清水社(眼病にご利益あり)や、私の大好きな大楠を経由して熱田大神の荒魂が祀られる一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)、その後
南へ下って上知我麻神社、最後に境内で一番清々しい「気」を感じる八剣宮を参拝。
ざわついていた心が落ち着いて清められた感じがしました。
前から思っているけれど、神社ってどこも清らかな空気に包まれているように感じます。お寺の空気感とはちょっと違う。お寺が清らかじゃないとは言っていませんよ。
例えるとしたら、神社は湧き水で、お寺は白湯・・・みたいな?うまく言えないけれど、私にとってはそんな感じなんです。
さて、昨日熱田さんへ参拝に行こうと思ったのにはもうひとつわけがありまして。
それは昨日がひな祭りの翌日、つまりひな人形を片付ける日であったことと関係があります。
私のおひな様は奈良の一刀彫のものですが、片づけるときには紙に包んでいます。その紙がちょっと黄ばんできました。もうかなり取り替えていないので、そろそろ替え時かな、と。
そこで熱田さんの参拝後、近くにある「紙の温度」という紙の専門店へ足を延ばしました。
私が結婚してすぐくらいに出来たので、もう40年近くになると思いますが、倉庫を改造した店舗で、私は最初カフェかな?と思ったんです。
以前はよく出かけましたが、最近は足が遠のいていました。今回も数年ぶりだったはず。
店員さんにおひな様を包む和紙が欲しいと尋ねて、出してもらったのがこの紙。
典具帖紙の厚口。
典具帖紙は文化財の修復などにも用いられる、薄くかつ強靭な紙。なんでも世界一薄いんですって。
私が買ったのは厚いものですが、それでも充分薄いと思えます。
一刀彫のおひな様は角張っている部分もあって、洋紙だと破れてしまうこともありますが、この和紙なら大丈夫だろうと判断。一枚税込み385円でした。
私が生きている間はもう取り替えなくても大丈夫なんじゃないかな。
店内をあれこれ見ていると欲しいものばかりで、いろいろ買ってしまいそうだったので、早々に退散。きれいな紙って、持っているだけで幸せを感じるけれど、使うあてもないのに
買ってはいけない。
帰宅したら脚がよれよれ。マップのタイムラインを見たら、駅までの行き来も含めると4キロくらい歩いたことになっていました。本当かな~?でも確かにいい運動にはなりましたね。
脚は重くなったけれど、心は軽やかになりましたよ。
今日はこのあとヘアカットに出かけます。髪を(またしても「かみ」ですね)切って頭も軽く気分も軽く・・・ですが、今日の午後から寒の戻りという予報。
今回の予約を入れるとき、そろそろ寒さもおさまるだろうと思っていたのにね。風邪ひかないように気をつけなくては。