Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

暮らしの危機管理力を高めたい

2021-04-18 05:46:08 | 暮らしのあれこれ

整理収納をはじめ、暮らしに関するエッセイが大好きですが、そういう本を書くひとの多くはご自身のことをよくわかっているなぁと思うことが多いです。

暮らしのあれこれを自分に合った方法やものを選ぶことで、すっきり、または好きなものに囲まれた素敵な暮らしぶりを続けている、ということでしょうか。

60年以上生きているのに己をよく知らないのが、この私。己を知らないということは、自分軸がしっかり決まらないということで、読んだ本などに影響されることも

ままあります。

それは悪いこととばかりも言いきれない・・・と言えば自己擁護になるかもしれないけれど、知りえた事柄でよさそうと思うことはすぐさま取り入れようとする

点は、考え方に柔軟性があると言えるかもしれないし。

 

先月、バイトのバス待ち時間に読んでいたのが、柳沢小実さんの「おうち時間のつくり方」という文庫本。読売新聞で連載していたものに加筆修正、新たな

書き下ろしを加えて出版したもので、別の本の企画があったにもかかわらず、コロナ禍真っ只中のタイミングでこの本を先に出したのは、柳沢さんや関係者に

とってかなりの大英断だったのではないかしら。

柳沢さんは物選びに定評のある方なので、彼女の選んだものはかなりのクオリティのはず、と思って本中に出てくるいくつかのものを検索してみると、

書いてあるとおりでなかなかよさそうと思えるものばかり。

特に防災への備えに関するものに挙げていたモンベルのショルダーポーチやパッカブルリュックは、軽さやコンパクトになることを重視。

出先で災害に遭ったときの備えが不十分だと感じていたので、これはかなり使えそう。手ごろな値段でもあるので、もし娘から母の日のプレゼント候補を

訊かれたら、これをおねだりしてもいいかもしれません。

 

コロナ禍で災害が起きたときの備えについてNHKの2分スポット番組で、タオルは多めに、消毒液や石鹸なども入れて、とありました。

一応非常持ち出し袋は用意してはいるものの、既にかなりの重さになっていて、実際にこれを背負って逃げられるのか?と言われたらかなり怪しい。

一度入れたら安心して、中身の点検もおろそかになりがちです。

少し前に、整理収納アドバイザーのMisaさんの「おしゃれ防災アイデア帖」という本を買いました。

がちがちの防災対策本もいいけれど、私には少々ハードルが高そうな気がしていたし、この本に表紙にもある「日々の暮らしに馴染み、”もしも”の時は

家族を守る」という言葉に、そういうのならば私でも実践出来るかも、と思えたからです。

まだ小さいお子さんをお持ちのMisaさんとは備えるものにも違いはあるでしょうけれど、小さい子どもが持てるような防災グッズは、重さや量など、高齢者にも

扱いやすいのではないかなと考えて。

 

そうした非常持ち出し袋など、防災グッズや備蓄する食料品などを家のどこへ置くか、というのも悩みの種。

自宅のある地域はこれからのシーズン、大雨や台風などでの浸水被害が出やすい海抜ゼロメートル地帯。

戸建ての我が家ではそうしたときのために、水やトイレットペーパーなどの備蓄品は2階の普段使っていない部屋の隅に置いていますが、直射日光は当たらない

ものの、夏場はかなりの高温に。

そのため食料品の備蓄はそこへ常時置いておくことはしないで、無印の持ち手のあるスチール缶に入れて、一番温度変化が少なそうな階段下の押入れに置いて

います。そこから普段の食事の材料に使って補充するローリングストック。

中身は缶詰やパックごはん、お餅やカップめんなど。アルファ米の非常食も少し入れてあります。

うっかり者の私は非常持ち出し袋の中に入れておく食品の管理をうっかり忘れがち。気づけば賞味期限がかなり前に切れていた、という悲しい事態もよくあって

反省することがしばしば起こります。でも、期限切れでも食べますけどね(笑)。

 

季節によって備えるものも変わるし、防災も奥が深い。一度には出来ないけれど、シニアになった今、これまで以上に備えていかなくてはと思います。