ささゆり日記

猫、絵手紙、トールペイント等等日々の出来事を綴っていきます。

二人の叔母さん

2022-09-20 08:17:37 | その他

読書で思い出したのがダンナさんの叔母さんお二人の事。

なのでお二人の事を少し書いてみたいと思います。

 

ややこしいのですが、今住んでいる家は義父の実家ではありません。

義父母が結婚したのは昭和28年だと思うのですが

当時この家は、息子さん達は全員戦死され

娘さんお二人はすでに嫁がれ、家を継ぐ人がいませんでした。

そこで近くに住む親戚筋の義父が結婚と同時にこの家に入ったのです。

なので本当の姉弟ではないけれど、二人の叔母さんは義父の姉になります。

お二人とも旧A町内に住まれていたので出会う機会も多く

私はお二人のことが大好きでした。

 

結婚してこちらに来て、義母を含めて近所のおばさん達が話すことと言えば

近所の人の噂話か昔の苦労話。

そればかり聞かされて正直うんざりしていたのですが

二人の叔母さんは同じ昔話でも、楽しかった思い出ばかり話されました。

お二人とも人一倍苦労されたはずなのに、そういう話は一切されませんでした。

そして本の話も沢山して下さって、面白かった本を私に貸して下さいました。

 

お姉さんの方の叔母さんは旧A町の図書館の本を一年間に一番沢山借りた人として

広報誌に載るくらい本が大好きな方で

確か94歳で亡くなられたのですが

「毎晩寝る前に北海道から沖縄まで県の名前を全部言ってから寝るんだ」

っておっしゃってたようなしっかりした方でした。

 

妹さんの方は控えめで、でもとても強くて

同居されていた息子さんがご自分のお子さんではない遠慮からかもしれませんが

90歳を過ぎて癌になられた後もバスで買い物や病院に出かけ

人に迷惑をかけないようにされていました。

田舎のバスは一日数本しかありません。

私はバス停で叔母さんが待っているのを見かけると

うちまで送って行って

「今度出かける時は電話して、私が送り迎えするから」

と言いましたが

そんなことをしたら家の人が気を悪くされるからできないに決まっているのに

まだ若かった私はそのことに気づいてなかったです。

お亡くなりになる少し前に

「会うのはこれが最後になるかもしれないから」

と、お手紙と一緒にブローチを頂き、それが形見となりました。

お葬式の時にご住職さんが

「強くて凛とした人でした。突っ張って生きた人でした。

 もう少し周りを頼っても良かったと思いますが

 それが〇〇さんの生き方だったのでしょう」

と話され、叔母さんの事をなんてよく見ておられたんだろうって

私も同じことを思っていたのですごく印象に残っています。

 

私が結婚した頃のお二人は70代後半位だったのかな?

素敵な人生のお手本を見せてもらったと思っています。

最後にどう話をまとめたら良いかわからなくなってきましたが

ブログを書いているといろんな事を思い出すきっかけになりますね。

台風で一日家で過ごした日に、こんな事を思い出していました。

 

 

絵手紙は色紙に描いたヒガンバナ

 

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まゆみさんへ (なお)
2022-09-25 21:05:40
真ん中の二輪ですね。
そんな風に見てもらってありがとう!
私は両親もですがその兄弟も短命の人が多くて
今も近くにお二人がいて下さったのは
本当に有難かったです。
人に頼るのが苦手な人は損だなあと思いつつ
私もそんなに上手ではないかもしれない(^_^;)

こちらは今日はまた暑さが戻りましたが
良いお天気でした。
覚えててくれて本当に嬉しかったです(^O^)
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Unknown (まゆみ)
2022-09-25 19:21:11
真っ赤な彼岸花が叔母さま2人が寄り添っている姿にも見えます。
素敵な方でしたね。
人に頼るのが上手な方と苦手な方といますものね…。
こうしてなおさんが思っていてくれて、
嬉しいと思います(^^)(^^)

3連休の最終日は、朝からとても良いお天気でした。
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はるのん2号さんへ (なお)
2022-09-25 19:07:37
義父母の親戚はやはり少し気を使いますが
このお二人はどちらもすごくよくして下さって
私も自分の叔母さんのように接することが出来ました。
聡明なお二人で尊敬できる大先輩でしたね。
義母が認知症になって色々な事を忘れてしまいましたが
昔の辛かった事は覚えているのです。
私が昔からよく聞かされた話ばかりです。
なので私は楽しい事を話していたら楽しい思い出が残って
愚痴ばかり言っていたら辛い思い出ばかりが残るのではないか
と思っているんですよ。

ありがとうございます。
「ほんと」じゃなくて「ほんっと」!
信じます(笑
返信する
なおさんへ (はるのん2号)
2022-09-25 09:48:30
なくなられてもなお、なおさんを支え続けてくださる二人のおばさま♡
年を重ねていくにつれ、いろいろなことがふとした瞬間によみがえりますね~
それも、良い思い出ばかりだと、心が豊かになっていく感じ・・・私もそうありたいものだなぁと思いました♡
なおさんが描かれるヒガンバナ、すてきですね~♡
ほんっとにこんな感じで咲いてます!(^^)!
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お山さんへ (なお)
2022-09-23 12:31:00
すごく良い方達でしたが
本当に周りを頼ることも必要な気がしますね。
お二人とも自分の子供さんじゃなく
義理の息子さん夫婦と同居だったので
気を使われていたのだとは思うのですが。
私も弟のお嫁さんと仲良くしているので
いざという時は心強いです。

赤いヒガンバナが咲かないのですか。
不思議ですねえ。
黄色のヒガンバナ、見たことがなくのですが
いつか描いてみたいです。
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Unknown (お山ばあちゃん)
2022-09-23 08:05:14
お2人の叔母さんたちを見習わなくてはいけませんね。
年を取ると皆さんに頼るのも1つの策かもしれませんね。
兄は亡くなりましたがお義姉さんとは今でもすごく
仲良くて何でも相談します。
私より上なので元気でいてもらいたいですね。

色紙の彼岸花ステキ!
今年は黄色の彼岸花は少し咲いていますが
沢山あった赤い彼岸花、今のところ咲いていません、毎年増え続けていたのにどうしたのでしょうねぇ。
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sibuさんへ (なお)
2022-09-21 07:00:01
そうなんですね。
私も父の姉にあたる叔母と少しの間一緒に住んでいたことがあって
沢山思い出があります。
母の妹の叔母とも仲が良くて
会いに行きたいのですがコロナでなかなかです。

彼岸花、この描き方だと早く描けるので
ハガキの絵手紙を1枚かくのとそんなに変わらずに描けちゃいます(*^▽^*)
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Unknown (sibu)
2022-09-20 10:55:04
なおさんのブログを拝見して、私も叔父さん 叔母さん思い出しました。
10人以上の叔父 叔母ですが、いい思い出が一杯。私は、可愛いがられました。

色紙に描いたヒガンバナ、流石です。時間がかかったでしょうね。
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ayuayuさんへ    (なお)
2022-09-20 08:44:55
早いコメントありがとう!
本当にね、昔のことをあれこれ思い出すのって
自分もそれなりの歳になった証拠かもね。
でも色々あったけど良い人との出会いが
沢山あったなあって思います。

台風は夕方位が一番風が強くて
夜は意外に静かでした。
うん、暑くてもちゃんと時期が来たら咲きますね。
台風で空気が入れ替わったのか
今朝は結構ヒンヤリしてて
半そでで外に出たら寒かったよ。
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Unknown (ayuayu)
2022-09-20 08:38:36
色々思い出されますね~
余裕ができたのかそれなりの歳なのか~
台風大丈夫でしたか?風すごかったですね。
彼岸花さいてますね。やっぱり秋なんですね(いつまでも暑いけど~)
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