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中国とロシアは、この不協和の世界で生き残ることが可能だろうか?

ロシア

2019年4月14日 (日)

中国とロシアは、この不協和の世界で生き残ることが可能だろうか?

2019年3月12日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 「善である」ことはひきあうのだろうか? 略奪者に支配された、この狂った世界で、k規則に従って公正に勝負することが、まだ可能なのだろうか?

 世界中の国々によって、規則が定められ、批准されるのに、(軍事的に)最も強い国々の小集団が、法律を最も奇妙な形で再解釈するためにプロの宣伝屋雇って、それを全く無視したらどうだろう?

 世界のことを書きながら、私はしばしば小学校時代に戻ったように感じる。

 子供時代、私は不幸にも人種差別主義チェコスロバキアで育った。ソ連で生まれて、半分ロシア、半分アジアの母親がいる私は、7歳から、どのクラスでも、袋叩きにされていた。私はロシア人であることに対し、「アジアの母親」を持っていることに対し、「アジアの耳」を持っていることに対し、少年の一団に組織的に恥をかかせられ、攻撃され、殴られた。冬の間、私の靴は厳寒にさらされ、小便を注がれた。尿は氷に変わった。唯一の慰めは「少なくとも」私がロシア人で中国人であることだった。もし私がジプシー(ロマ)少年だったら、少なくとも片目を潰されるか手を折られずにはすまなかったはずだ。

 私は礼儀正しくしようとしていた。私は「ルールに従ってフェアに勝負」するよう最善を尽くしていた。最初私は本腰を入れずに反撃していた。

 隣に住んでいた子が空気銃を発砲して、私の目をわずかの差で外れた日までは。ただ突然、あの瞬間、彼はするべきことが他に何もなく、私がロシア人でアジア人だったというだけの理由で。彼はチェコ人で、ヨーロッパ人であることを誇りに思っていたので。私が彼らの言う通りにせず、彼らの「優越」を受け入れず、彼らの前で、私自身に自尊心を傷つけるのを拒否したために。母も私もチェコスロバキアでは惨めで、二人ともレニングラードを夢見ていた。彼女は個人的な失敗をして、「ヨーロッパに戻って」何世紀も世界を支配し圧迫していた国々の一員に再びなるのを望んでいる敵対的な大言壮語の地方社会の中で、我々は立ち往生していた。

 空気銃で、すんでの所で目が潰れそうになったことで堪忍袋の緒が切れた。10歳で体重がほぼ100キロあるのが罪だった友人カレルと組んだ。彼の欠陥ではなく、遺伝子の問題だったのだが、子供たちは彼をいじめられ役にして、ちょう笑した。彼は音楽とSF小説が好きな優しい善良な子だった。我々は友達だった。我々は一緒に遠い銀河に向かって宇宙旅行を計画したものだ。だがその時点で、我々は「もう我慢できない」と言ったのだ! 我々は激しく反撃した。二年か三年苦しんだ後、我々に、そして実際「違っていたり」、少なくとも弱く無防備だったりした我々の周囲の全員に対し連中が行っていたのと同じ暴力と野蛮さで、悪がきと戦い始めた。

 そして我々は勝った。理屈によってではなく、勇気と力で。戦わずに済んだらよかったと思うが、我々に選択肢はなかった。まもなく自分たちがどれほど強いのか我々は気がついた。一度始めた以上、生き残る唯一の方法は戦いに勝つことだった。そして我々は勝った。我々をひどく悩ませた子供たちは実は臆病者だった。我々が勝って、多少の敬意を勝ち取った途端、我々は、同じように攻撃に悩まされていた「他の連中」、主に同じ学校の弱い少年少女を、「普通の」白人チェコ人の一団から保護し、守り始めた。

*

 自称世界支配者が存在している。ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドとイスラエル。そして他の2つの集団がある。(インドネシア、タイ、日本、サウジアラビア、ヨルダン、韓国、コロンビアあるいはウガンダのような)欧米に完全協力している国と、欧米の命令を受け入れるのを断固拒否しているロシア、中国、朝鮮民主主義人民共和国、シリア、エリトリア、イラン、南アフリカ、ベネズエラ、キューバやボリビアのような国。

 最初の集団は、世界を変えるようなことはほとんど何もしない。時流に従っている。いじめっ子の規則を受け入れている。協力して、そうしながら、ほとんどいつも失敗するのだが、少なくとも多少特典を得ようとする。

 二番目の集団は、世界のみじめな状態を十分に意識している。彼らはうまく立ち回り、抵抗し、時々自らの生存、あるいは他の人々の生存のために戦う。彼らは、かつて「普遍的価値」と呼ばれた原則に固執している。

 だが彼らは、対決せずに本当に生き残ることができるのだろうか?

 欧米は、いかなる反対派も許容しない。何世紀にもわたり、欧米文化は極端に攻撃的で、好戦的で、過激だった。「お前は我々の側、つまり「手下」か、我々の敵だ。もし我々に反対すれば、お前は押しつぶされ、手かせをはめられ、強奪され、強姦され、打ちすえられ、結局何であれ、我々が命じることをするよう強いられるのだ。」

 ロシアはおそらく、何千万人もの国民という想像もできない代償を払って、何世紀にもわたり征服されずに生き残った国だ。ロシアは、スカンジナビア、フランス、イギリス、ドイツ、そしてチェコにさえ繰り返し侵略された。奇異な言説に正当化された攻撃が頻繁に起きた。「ロシアは強い」あるいは「ロシアは弱い」。「素晴らしい10月社会主義革命ゆえに」あるいは単に共産主義だったというだけの理由で攻撃された。欧米にとって、いかなる奇怪な「正当化」でもかまわないのだ。ただ抵抗したがゆえに、自立し、自由であるがゆえに、ロシアは侵略され、略奪され、ひどく傷つけられなければならなかった。

 偉大な中国さえ欧米による攻撃に耐えることができなかった。中国は打ち負かされ、分断され、屈辱を受けた。首都がフランスとイギリスに略奪された。

 欧米の攻撃からは誰も誰も生き残ることができなかった。結局、誇り高く決然としたアフガニスタンでさえ。

*

 中国人学者李?が「中国人的生活哲学」でこう書いている。

「調和」は伝統的な中国文化の考え方の重要な範疇だ。概念の起源は哲学だが、安定して統合された社会生活を意味している。それは中国人の考え方や世の中への対処の仕方に直接影響を与える。中国の古典では「調和」は、本質的に円満であることと理解される。古代の人々は、宇宙と自然環境の調和、人と自然の調和、なにより人々の間の調和を強調した。伝統的な中国人は、この原理を生き方として捕らえて、友好的な仲の良い関係を維持するために最善を尽くす。「調和」に達するため、人々は誠実、我慢と愛でお互いを扱い、他人に干渉しない。格言が言う通り「井戸水は河川に侵入しない」

 絶えざる干渉と、征服と支配の必要に基づく欧米文化の哲学から、これ以上かけ離れたものがあり得るだろうか?

 中国やイランやロシアのような国が、攻撃的なヨーロッパ、北アメリカの教義に支配されている世界で、本当に生き残ることができるのだろうか?

 あるいはより正確に言えば、彼らは血まみれの対決に引きずり込まれずに、平和に生き残ることができるのだろうか?

*

 21世紀の始まりは「穏やかな抵抗」は、残忍な欧米の攻撃に対して、明らかに逆効果であることを示している。

 国際連合のような場で平和を嘆願しても何の成果もなかった。次から次へと国々が崩壊し、公正に扱われ、国際法に守られる機会はない:ユーゴスラビア、イラク、リビア。

 欧米と、サウジアラビアやイスラエルのような同盟国は、常に法を超越する。あるいはより正確に言えば、彼らが法律だ。どんな方法であれ、彼らは法律をねじ曲げ、修正する。彼らの政治的、あるいはビジネス利害関係に合わせて。

 調和? いや、連中は絶対に調和のようなことには関心がない。たとえ中国のような巨大な国が関心を持っていても、その国は弱いと見なされ、すぐにつけこまれる。

 もし諸国の集団があらゆる規則に全く反して動くなら、細心の注意を払って国際的な法規制に従おうとする世界は生き残ることができるだろうか?

 生き残ることは可能だが、我々の世界が実際既にそうなっているように、全くひねくれた、全く変質的な世界になるだろう。それは片や全くおとがめ無しの世界、片や恐れと奴隷制度と盲従の世界だ。

 圧制者は常に益々多くを欲するので、とにかく「平和な世界」ではあるまい。惑星全体を絶対的に支配するまで、連中は満足するまい。

 専制を受け入れる選選択肢はない。

 すると、一体何だろう? それを口にするのは余りにも恐ろしいだろうか?

 もし国が攻撃されたら、自身を守って、戦うべきだ。

 ロシアが何度もしたように。シリアが今しているように、大変な犠牲で、だが堂々と。ベネズエラが、もし襲撃されたら、するだろうし、そうすべきであるように。

 中国とロシアは、ある程度欧米に影響された二つの偉大な文化だ。私が「影響された」と言うのは、無理やり「侵入され」押し入られ、残酷に侵害されたことを意味する。その暴力的行為の間、欧米文化の若干の肯定的要素は、その被害者の脳に吸収された。音楽、食物、都市計画さえ。だが全体的影響は極めて否定的で、中国とロシア両国が苦しんだし、大いに苦しんでいる。

 何十年間も、欧米は、両方の国を「封じ込め」彼らの核心にまで壊滅的打撃を与えるため、宣伝と破壊的な力を解き放ってきた。ソ連はアフガニスタンと、財政的に持続不可能な軍備競争へと誘導され、文字通りにバラバラに破壊された。何年かの暗い年月の間、ロシアは屈辱と知的、道義的混乱と社会的混沌に直面していた。中国は極端な「市場原理」で突き刺され、高等教育機関は、ヨーロッパと北アメリカからの反共産主義「知的」戦士の軍団に潜入された。

 結果は衝撃的だった。中国とロシアの両国は事実上、攻撃下にあり、生き残りのために戦うことを強いられた。

 両国が対応策を特定するのに成功した。彼らは反撃し、再編成し、耐えしのんだ。彼らの文化と彼らのアイデンティティは生き残った。

 中国は習近平主席の指導体制下、今自信ある強力な国だ。ウラジーミル・プーチン大統領の下の現代ロシアは知性面、科学的、軍事的のみならず道徳的にも地球上の最強国の一つだ。

 これはまさに欧米が「許す」ことができないものだ。中国が、素晴らしい電気自動車を生産するたびに、村々がいわゆる「生態文明」を奉じると、欧米はパニックを起こし、中国を中傷し、不快な状態として描写する。ロシアが益々国際主義化し、シリアであれ、ベネズエラであれ、欧米に破壊された国々を守ろうとすると、欧米は益々その大統領と国民を攻撃するのだ。

 建設的である限りは中国もロシアもが外交を駆使しているが、今回、力と対決させられる時には、彼らは自身を守るために力を使うという彼らの自発的意志を示している。

 彼らは、これが生き残る唯一の方法だという事実を十分意識している。

 中国にとって調和は基本だ。ロシアは同じく国際主義の原則に基づいて世界調和というそれ自身の概念を発展させている。中国とロシアの指導体制の下、我々の世界が直面している最も深遠な問題に取り組むことが可能なことには、ほとんど何の疑いもない。

 だが調和が実施できるのは、善意か、少なくとも世界を救おうという決定的献身がある場合に限られる。

 もし強力な国の集団が、利益、支配と略奪に取りつかれただけでいるなら、もしそれが何世紀かの間、凶悪犯のように振る舞うなら、人は行動し、世界を守らなければならない。もし他に選択肢がないなら、力によって!

 勝利後にのみ、本当の調和を目指すことが可能になる。

 このエッセイの初めに、私は、象徴的と思える子供時代の話をした。

 人は妥協することができ、外交的であり得るが、決して自分の尊厳と自由が危険な状態にある場合にではない。世界中の何十億という人間を飢えさせ、奴隷にしている連中と無期限に交渉することは決してできない。

 ベネズエラ、シリア、アフガニスタンや実に多くの国々が今血を流している。間もなく、イランも試練を受けるかも知れない。そしてニカラグア。そして、おそらく中国とロシア自身も、もう一つの欧米による侵略に直面する可能性がある。

 「調和した世界」がやがて築かれなければならない。確かにいつの日か、だがもう少し後だ。

 まずは、我々人類が生き残り、欧米ファシズムが、更に何百万もの無辜の人の命を消費することができないことを確認しなければならない。

 旧チェコスロバキアの小学校で、私や子供時代の大柄な友だち、カレルのように、ロシアと中国は、再び立ち上がり「不協和の残酷さ」に直面しなければならないかもしれない。彼らは、より大きな大惨事を防ぐために戦わなければならないかもしれない。

 彼らはそうすることを望まない。彼らは戦争を防ぐためにあらゆる手段を尽くすだろう。だが戦争は既に荒れ狂っている。欧米植民地政策は戻っている。北アメリカやヨーロッパ諸国の残忍なギャング連中は道路をふさいで、こぶしを固く握り締め、あえて顔を上げて、彼らの視線を受け止める全員に発砲する。「お前には勇気があるか?」と彼らの目が語っている。

 「ある、我々はそうするつもりだ!」が唯一正しい答えだ。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌 「New Eastern Outlook」独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/03/12/can-china-and-russia-survive-in-this-unharmonious-world/

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レバノンのシーア派組織、「米はテロリスト政府」

 

 
2019年04月11日17時28分
  • ヒズボッラーのナスロッラー事務局長ヒズボッラーのナスロッラー事務局長

レバノンのシーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長が、アメリカによるイランのイスラム革命防衛隊のテロ組織指定を非難し、「アメリカこそテロリスト政府だ」と語りました。

イルナー通信によりますと、ナスロッラー事務局長は10日水曜、「アメリカは、中東地域の多くの国において、数万人を虐殺しており、常にテロリストを支援している」と述べています。

また、「アメリカは、シオニスト政権イスラエルの利益のために、イスラム共同体の全ての権利を無視し、あらゆる便宜可能性をこの政権に提供していながら、自らの国の領土や神聖さの防衛者をテロリスト呼ばわりしている」としました。

 

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ガザ地区のデモ、パレスチナ人少女がイスラエル軍の銃撃により殉教(動画)

2019年04月13日17時21分
  • 「祖国への帰還の権利」のデモ行進「祖国への帰還の権利」のデモ行進

ガザ地区と占領地の国境線沿いで開催されていた、パレスチナ人による「祖国への帰還の権利」のデモの中で、パレスチナ人少女1名がシオニスト政権イスラエル軍の銃撃を受けて殉教、ほか数十人が負傷しました。

アルアーラムチャンネルが、パレスチナ保健省の話として伝えたところによりますと、殉教したのは15歳の少女で、ガザ地区北部ジェバリア東部で、シオニスト政権軍により腹部を撃たれたということです。

パレスチナ保健省は、今回のデモの中でこれまでに、ジャーナリストと救援部隊複数名を含むパレスチナ人数十人が負傷していると発表しました。

「祖国への帰還の権利」のデモ行進は、ガザ地区の封鎖解除、シオニスト政権による占領行為の停止を訴えて、昨年3月30日から開始されました。デモは休日の金曜毎に開催され、これまでにシオニスト政権軍の銃撃によりパレスチナ人272人が殉教、ほか数万人にのぼる負傷者が出ています。

 

 

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イスラエルの刑務所で、パレスチナ人捕虜らがハンストを続行

2019年04月13日20時05分
  • イスラエルの刑務所でのパレスチナ人捕虜らイスラエルの刑務所でのパレスチナ人捕虜ら

シオニスト政権イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人捕虜による無期限のハンストが6日目に突入しました。

今回のハンストは、今月7日に開始されました。

パレスチナ人のハンストが始まったのは、イスラエルの刑務所関連の業務を扱う機関が、こうした抗議行動を懸念し、説得や警告によってその行動を阻止しようとしていた矢先のことでした。

パレスチナ人捕虜に関する情報発信事務所は、「イスラエル側がパレスチナ人捕虜の要求に応じなかったことから、このハンストは現実のものとなった」と表明しました。

現在、イスラエルの刑務所にはおよそ6000人のパレスチナ人捕虜が収監されており、その中には女性24人と子供250人が含まれています。

 

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イスラエル軍が、シリア軍拠点を空爆

2019年04月13日23時37分
  • イスラエル軍が、シリア軍拠点を空爆イスラエル軍が、シリア軍拠点を空爆

シオニスト政権イスラエル軍の戦闘機が、シリア中部ハマー州にある同国軍の拠点を攻撃しました。

シリア通信によりますと、シオニスト政権軍は、13日土曜、ハマー州にあるシリア軍の複数の拠点を攻撃し、これにより兵士3人が負傷したほか、建物数軒もは破壊されました。

シリア軍の対空防衛システムは、シオニスト戦闘機から発射されたミサイルの一部を迎撃しました。

 

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イエメンのシーア派組織が、国民の危機的状況に警告

2019年04月13日17時01分
  • イエメン国民の危機的状況イエメン国民の危機的状況

イエメン革命高等委員会のムハンマドアリー・アルフーシ委員長が、サウジアラビア主導のアラブ連合軍がイエメン国民への人道支援物資供給を妨害していることに言及し、「フダイダ南部の一部地域の住民は、空腹を満たす食糧を一切有していない」としました。

アルフーシ委員長は、ツイッター上で「アラブ連合軍のイエメン攻撃のせいで、国際機関はフダイダ南部の一部地域にいるイエメン市民に対し、人道支援物資の搬送を差し控えている」と指摘しました。

アルフーシ委員長

こうした中、イエメンのアルマシーラ・テレビは、「アラブ連合軍は12日金曜、フダイダの複数の区域に対し45発の砲弾を発射した」と報じました。

 国連のグランデ・イエメン担当人道調整官は最近、「イエメンは世界最悪の人道上の危機に瀕している。同国の総人口2410万人のうち80%が、少なくともある種の人道支援を必要としている」と述べました。

また、「現在、イエメン全域でコレラが蔓延しており、過去3ヶ月間で200人が死亡している。さらに11万人がこの伝染病にかかっている」とイエメンの状況に深い懸念を示しています。

サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦などの支援を受け、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。

この一連の攻撃の中で、これまでにイエメン人1万6000人以上が死亡、数万人が負傷、数百万人が住む家を失っています。

 

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日本が、イラン洪水被災者に緊急人道支援を提供

2019年04月14日16時46分
  • 日本からの支援物資日本からの支援物資

日本が、イランの洪水の被災者向けに緊急人道支援物資を送付しました。

先月中旬から、イランの南部、北部、西部広範囲の地域が集中豪雨に見舞われ、これらの地域の一部では洪水や冠水が発生しています。

今回のイランでの洪水は、過去70年間で最大規模とされています。

医療当局の発表によれば、今回の洪水による死亡者数は70人となっており、また6万5000件の民家から住人が退去しています。

タスニーム通信によりますと、在イラン日本大使館は13日土曜、イラン政府に救援物資を引き渡したということです。

当局者の発表によれば、日本政府からは今回、テント190点、マットレス1150枚などが提供されており、これらは近く被災地に届けられるということです。

イラン駐在の齊藤貢・日本大使

イラン駐在の齊藤貢・日本大使は、「日本が2011年に東日本大震災に見舞われた際、イラン政府から大きな支援を受けた」とし、「このたびのわが国からの支援は、両国間の友好関係の証である」と語りました。

また、イラン外務省のファラーザンデ・アジア太平洋局長は、「日本は自然災害への対処に関して高度な専門知識を有しており、イランは日本の支援の謝意を表明する」と述べています。

イランは、このほかにも中東・ヨーロッパ諸国の支援を受けていますが、イランの政府関係者は、「アメリカの対イラン制裁は、他国からの支援金の送金を妨害している」としています。

 

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イラン外相、「米とシオニスト政権軍は、西アジアの不安定の要因」

2019年04月14日16時11分
  • ザリーフ外相ザリーフ外相

イランのザリーフ外務大臣が、アメリカとシオニスト政権軍を、アジア西部地域においての不安定の要因だとしました。

ザリーフ外相は13日土曜、ツイッターで、「アメリカのトランプ大統領が、状況を悪化させるためだけに、アジア西部地域で約7兆ドルを出費したことを認めた」としました。

 

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視点;イラン産原油輸入継続に向けたトルコ、日本、インド、中国の対米交渉

 

 
2019年04月13日17時41分
  • ガラハーニー報道官ガラハーニー報道官

イラン国会エネルギー委員会のガラハーニー報道官が、イスナー通信のインタビューに対し、「イランからの原油輸入継続に際し、制裁の適用除外を取り付けるため、トルコ、日本、中国、インドなど一部の国がアメリカとの交渉に臨んだ」とし、「アメリカは、一部の国々をイラン産原油輸入制裁の適用除外とする考えだが、今回は(半年前の)前回と異なり、輸入量がより少なくなるだろう」としました。

同報道官はまた、次のように述べています。

「アメリカは昨年11月4日、イランの原油輸出をゼロに封じ込めようとした。しかし、これは実行されず、アメリカのシナリオは失敗に終わった。アメリカはイラン産原油の輸入国に猶予を与えざるを得なくなったのである。それは、彼らがイラン産原油の輸入により利益を得ており、イラン産原油の存在なくしては、問題に直面することになるからだった。

韓国、日本、中国、インドといった国の製油所は、加工や生産技術の面でイラン産原油に合わせて調整されている。日本では、イラン産原油20万バレルが入ってこなくなった場合、いくつのもの問題に遭遇することになる。これ以前に、イランは顧客との間に原油加工品の売却に関する契約や協定を締結している。もっとも、新たな製油所に関してはその状況にはなく、彼らは軽油や重油などを含むあらゆる種類の原油を扱っている。

アメリカ側はまだ、先述の4カ国からの制裁適用除外要請に対し明確な回答を示していない。だが、アメリカはどうやら、一連の国を適用除外対象とする考えのようで、今回は前回よりもその購買許容量が大きく削減されそうな気配である。アメリカの戦略は、イランからの原油輸入量を段階的に削減させることにある。イランの原油輸出をゼロに抑え込むという政策が失敗したことから、今回もこの戦略は成功しないと思われる。」

 

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イラン、イラク、シリアの鉄道網が連結

2019年04月13日20時15分
  • イラン、イラク、シリアの鉄道網が連結イラン、イラク、シリアの鉄道網が連結

イラク鉄道会社のアルフセイニ会長が、「イラン、シリア、イラクの3ヶ国は鉄道によって互いにつながる」と語りました。

イラクのスメリアニュースによりますと、アルフセイニ会長は12日金曜、シリアの首都ダマスカスで開催されたイラクとシリアの共同委員会の傍ら、「この2ヶ国とイランとの、鉄道連結に関する協議は継続されている」と説明しました。

これ以前に、シリアの運輸大臣も、「イラン、シリア、イラクの3ヶ国の鉄道網は近い将来、中央アジア、そして中国、ロシアの鉄道網と結ばれるだろう」と話していました。

 

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