GJ 研究所 

AIの時代が来ている ヒトが取り残されている これはいい世界なか 中国とアメリカの独走を阻止できるのか

ビルケナウ収容所のケムリ 中

2014-08-17 05:32:12 | 日記
         
 ストレートにガス室に送りこまれるグループは、
 1、老人
 2、病人
 3、子供

 3は14歳以下だったか、それぐらいだろう、ナチスが支配したヨーロッパの各国から、続々と、列車に詰め込まれたユダヤ人が送りこまれてくる、そして、整列させられ、左側がビルケナウで右側がアウシュビッツだったか、もちろん人々は、それが何を意味するか知らない、ある娘は、
 「母は高齢で身のまわりのこともできないんです」 
 「・・・」
 「どうか 母といっしょに そちらに行かせてください」
 すると、
 「いいだろう どうせ おなじことなんだからな」
 「そちら」にはガス室が待っていた、ある母親は、 
 「この子は 体は大きいのですが まだ12歳なんです 強制労働はかわいそうです」
 「・・・」
 「どうか そちらに置いてください」

 数時間後、胸騒ぎがする、前から、ここにいるオンナに聞く、すると、
 「見てごらん あのエントツのケムリを」
 ビルケナウ収容所には5本のエントツがあった、
 「あんたの子供は あのケムリさ」

 母親は何が起こったか、自分が何をしてしまったかを知る、この記録は、大戦後にニューヨークで発表されたもので、あのアインシュタインが推薦文を書いている。

ビルケナウ収容所のケムリ 上

2014-08-15 11:40:18 | 日記
              
 第二次大戦中、ナチス・ドイツにとってユダヤ人の処置は難題で、それが「ユダヤ人問題の最終解決」、どうするべきか、ユダヤ人を抹殺してしまうという案と、ユダヤ人に強制労働を課して、その結果、死んでもいい・死んでもしかたないという案に分かれた。

 アウシュビッツは強制収容所で、いくぶんかの救いはある、だが、その近くのビルケナウ収容所は、そのままストレートにガス室に直行する、これには、これっぽっちの救いがない、それが絶滅収容所。

 ここのところが、誤解されているのかもしれない。

 ところで、ナチスの大量虐殺、連合国側は知っていたであろうか、この辺が不明、知っていたら、なんらかの手を打ったか、打てたか、いや、なにもできなかったかもしれない、それよりも、「やっかいな ユダヤ人問題を解決してくれる」とでも思った、か。

 「それじゃあ 共犯じゃあないか」
 「本当に悪いのは 歴史の裏に隠れているもんだよ」

 知ったかぶりの横浜っ子・K君の皮肉なコメントだった。

アブラハムの契約 終

2014-08-13 05:34:04 | 日記
               
 パレスチナの土地は神からプレゼントされたというのが、今のユダヤ人の立場か、ところが、その神はアブラハムの子供・イサクを犠牲にささげるように命じる、やっと授かったイサクである、その子供を子羊の代わりにささげなさい、ここが、前半のクライマックス、誰が、こんなドラマを創作したのか、いやいや、神さまね。

 アブラハムの子・イサクは、
 「どうして生贄(いけにえ)の羊をつれていかないのですか」
 「・・・」

 山のいただきに着くと、父は子供しばり、その首に刃を当てる、その腕を、天使が抑える。
 「契約は 完成した」

 「あなたの子孫に わたしは この地をあたえる」
 こまった神だ、数千年の期限の手形を発行してしまった、もちろん、ユダヤ人以外の民族だっていた、それなのに、
 「わたしは あなたが見ているこの地全部を 永久に あなたとあなたの子孫にあたえよう」ー 創世記 ⒕章  -

 ずいぶん自分勝手なエピソードではないか、ところで、この神が火山の神であるとしたのがあのフロイト、心理学者のフロイトの晩年の研究は旧約の世界、アブラハムが契約したのは火山の神、だから、きまぐれで怒りっぽく・残酷で破壊的というのだ、なかなかの研究ではないか。

 パレスチナが、これからどうなるか、目がはなせない。

アブラハムの契約 3

2014-08-11 09:28:35 | 日記
            
 アブラハムとサラの間には子供がなかった、そこでエジプト人の奴隷・ハガルと関係して、イシュマエルをもうける、ところがサラが90歳の時、神は、サラに子供を授けると宣告する、90歳では、とてもムリだろう、この辺がユダヤの神の偉大なところなのか。

 ところで、遊牧民族の中には一年をふたつに分ける部族がいる、すると90歳は45歳になる、これなら不可能ではない、ちなみにアブラハムは175歳までサラは127で亡くなっている、これも、二分法なら、87と64歳ということになる、日本の神社には、春宮と秋宮のふたつを持つものがあるが、これは、遊牧系の神社なのかもしれない。

 こうして、サラは子供をつくることができたのだが、そうなるとジャマなのがハガルとその子のイシュマエル、サラは、二人を追放してしまう、こうして、イサクはユダヤ人の先祖になったのだが、イシュマエルはアラブ人の先祖となる。

アブラハムの契約 2

2014-08-08 05:53:21 | 日記
       
 「国連の病院を砲撃した 子供たちが死んでいる」
 「いくらなんでもこれはひどすぎる こんなことが許されていいはずがない」
 今日はメンバーがそろった、すると、
 「あのパレスチナ人の方が 本当のユダヤ人の子孫らしいよ」
 「どういうこと」
 「ローマ帝国に滅ぼされた時 すべてのユダヤ人が世界中に放浪したのではなく かなりの人々が現地にとどまり、キリスト教やイスラム教に改宗して現在に到る」

 「そっちの方が 現実的だね」
 「すると攻撃しているのは 何者なんだね」
 「そう そこがミソだ ポイントだな」
 「皆殺し作戦を実行しているユダヤ人 彼らの容貌は白人みたいだろう」
 「そうそう そこが疑問だった ユダヤ人はアジア系でセム語族 白くはないはずだ」
 「東ヨーロッパにカザール王国という国があり ここが国教をユダヤ教にした 滅ぼされるとヨーロッパ中に分散する これがアシュケナージュ・ユダヤだな」
 「元からのは スファラデーか ややこしいね 古代ユダヤの子孫がパレスチナ人だったな」

 ところで、ヨーロッパ文明を作った5人の偉人はユダヤ人なんだが、
  1、モーセ
  2、キリスト
  3、マルクス
  4、フロイト
  5、アインシュタイン

 1と2は明らかにスファラデー、アジア系のセム語族、マルクスはどうなるかな、古代ローマによくある名前だね、4と5はアシュケナーヂだろう、
 「東ヨーロッパの白人系統だから もとからのユダヤ系にシンパシーを感じないのかもしれないね」