ニッポン経済成功の秘密 ８

　　　　　　　　
　戦後の日本経済発展のかげには、満州で完成した統一経済システムのプログラムがあり、それをインストールすることにより、日本経済が出発した、やがて、高度経済成長時代に突入し、年に１０数％の経済成長、あっというまにイギリス・フランスを抜き、世界２位のＧⅮＰ、戦争では負けたが経済競争では、ぶっちぎりの勝になった。

　ところで、池上さんのテレビ出演、よほど強力なバックがいるのか、宗教団体ではなさそうだ、電通か、電通はＡＫＢだったか、日本経済新聞と密接なつながりがありそうだ、ニコニコ・ツルツルとしゃべっている。

　あれでいいんだろうか、三井物産や三菱商事の切れ者にトージョーしてもらってはどうか、彼らこそが、国際政治や国際金融システムの仕組みを熟知している、その会社には社史があるが、それにも記載できない事実があるんだろう。

　ビジネスは、きれいごとではない。

　アフリカのある国との取り引き。独裁政権の国、どのくらいをキック・バックするか、３０％ならフェアで４０なら悪、独裁政権のリーダー、ゲットした資金で武器を購入し、敵対する部族の虐殺を開始する、それが、分かっていてもビジネスをしなければならない・・・

　「一社　功（こう）なりて、万骨　枯る」

ニッポン経済成功の秘密 ７

　　　　　　　　　　
　１９４０年代、世界中が不景気で苦しんでいた、不況の風が吹き荒れ、アメリカのウオール街では失業したリーマンがウロウロ、ニッポンでは「大学は出たけれど」、就職できないのだ、ところが、二カ国だけが、うまくいっていた、それが、
　１、国家社会主義のナチス・ドイツ
　２、計画経済のソヴィエト・ロシア　　　

　これを徹底的に研究したのが満州国のスタッフ、満州国は、日本の援助で建国され、あの秩父宮も式典に出席している、日本からも優秀な官僚が呼ばれる、その中に、今の首相の祖父にあたる岸信介がいた、彼らは、資本主義と社会主義のいいところを取り入れた統一経済システムを完成する。

　そのためには膨大な法律を制定しなければならなかった、その作業をかれらは成し遂げたのだ、戦後の日本は、メチャクチャに破壊されていたのだが、世界のどこにもない経済プログラムがあり、それをインストール、たちまち効率的な金融運営・生産活動がスタートする、それは、官僚がリードし、銀行が企業をサポートする、だから、あの「傾斜生産方式」こそが、その成果であり、それが、戦後日本の復活の有力な後押しをしてくれたのだ。

ニッポン経済成功の秘密 ６

　　　　　　　　　　　
　預貯金は封鎖されたが、その預貯金で株を買うことができ、そこで、株を買って、それを売り払って新円を手にする、
　「新円を持たない資産家たちは　競って株を買って　新円を入手した」

　その主役は、
　１、食堂
　２、喫茶店
　３、映画館
　４、現金商いの小売商
　５、成金のグループ

　１・２・３は時代をあらわしている、４と５は特にそうだ、いつの時代でも現金を持っている者は強い、彼らは社会の主役に駆け上がることができる。

　だから、この措置令は、株式市場にとって、数十年に１度のチャンスであり、この活況のうちに戦後の日本経済が出発する。
　

ニッポン経済成功の秘密 ５

　　　　　　　　
　預貯金を封鎖した金融緊急措置令、これではお金を運用することができない、ところが、外国人はその対象ではなく、そこで、彼らは、駅前の一等地を買いまくる、西口に１階がパチスロ屋、２階が焼肉屋で３階はキャバクラのビルがある、持ち主は韓国人のようだ。

　日本の各地に、こういった一画があり、また、線路の脇や空き地もやられたようだ。

ニッポン経済成功の秘密 ４

　　　　　　　　
　第二次大戦後のニッポンは、「金融緊急措置令」から出発した　－昭和２１ー　、その目的は「預貯金の封鎖」であり、預貯金を下ろすことができない。

　ところが、たった１つ、抜け道があり、それは、
　「封鎖預金で株と公社債を買うことができる」

　こうして、一大株ブームが起こる、まったく知らなかった。