「パパア 北チョーセン こわいね」
「さあー どうかな」
「こわくないの」
「ちっとも」
「ゲンバクつけたミサイルを持ってるんだよ」
「そうなの」
「そう 言ってたよ」
「使えないよ 使ったらおしまいだな」
「ふつーの戦争は どーう」
「ショーブにならないね」
「どうして」
「現代の戦争は 経済力の強い方が勝つんだよ」
「どーしてなの」
「たくさんのお金で たくさんの兵器が買えるからだよ」
「・・・」
「アメリカは北チョーセンの何倍どころではなく 何百倍なんだ 北がピストルひとつ買うとするとアメリカは何百も買えるんだ」
「ジソウホウ(自走砲)を何百も並べて ドーン・ドーン・ドドドーン すごかったね」
「自走砲は こっそり近づいてコーゲキするものなんだ」
「・・・」
「それをあんなに並べたら バクダンひとつでゼーンブ 破壊されてしまう」
「・・・」
「だから あれは 北が どんなにあせっているかって言うことなんだね 怖くて怖くてしかたないんだよ」
「アメリカは やるかもしれない このままにしていたらICBMを作って それに原爆つけて ニューヨークを攻撃するかもしれないからね」