お蝶と大作 １

　どーゆー関係なんだろー、おチョウと大作、おチョウ一家がこまったとき、大作が助けてくれた、そしておチョウの妹と弟を学校に通わせてくれたのだ、しかし、これっぽっちも自慢しない、恩着せがましいところがない、
　「よか　よか」

　おチョウの母親が死ぬとき、
　「おんなは　こころの底から尊敬できるおとことめぐりあい　一生をささげることがしあわせなんだよ」

　7歳のおチョウのこころに、このことばが、しみた。

ヨコハマのオトコ ５

　
　「中間選挙　トランプ勝ったの　勝たなかったの」
　「上院は共和党　下院は民主党　トランプにとって大切なのは　大票田の知事　ここを　しっかりと確保した」
　「知事が　どーして必要なの」

　「次の大統領選だね」
　「トランプ　出るんだ」
　「ああ　でるつもりさ」
　「それで　大票田の知事が　トランプのためにいろいろこうさくしてくれる」

　「グリーンに　よせたというところなんだよ」
　「そーだったの」
　「それで　"うはうは"なんだね」

　「もー　トシだろ」
　「ぶっとい男性ホルモン　打っているんだよ」
　「へー　それで　あんなに元気があるんだ　どこに打ってるんだろ」
　「ヒトラーは　静脈注射だった　最後には　もう打つ場所がなかったっていうね」
　「なんのチュウシャかな」
　「もう　ありとあるチュウシャ　メインはアンフェタミンかな」

　「トランプちゃん　チュウシャの中にアトが見えないじゃあないか」
　「おケツだろうね：
　「ヒェー　おケツ」
　「わかんないからね」
　「まちがえて　コーモンに　おチュウシャ・・・」
　「それは　ないだろうね」
　

ヨコハマのオトコ ４

　「アメリカの中間選挙　どっちが勝ったの」
　「ふふふ　どっちだろうね」
　「下院では民主党だろ　１００名以上が女性」
　「進歩主義者だね　うるさくなるよ」
　「いいことかい」
　「むずかしいね　理想的なことをいうがね」
　「トランプちゃん　うはうはなんだ」
　「どうして」
　「まともな人々　常識のある中間層は　民主党から離れていく　次の選挙　見てごらん　ボロマケするかもね」
　「どっちがだい」

　「民主党さ」

ヨコハマのオトコ ３

　
　「トランプ　知ってるかい」
　「ポーカーでもやるかい」
　「そうじゃあなくて　アメリカのダイトウリョウ」
　「ああ　デエトーリョーのトランプか」
　
　「トランプ　ニッポンのビート・タケシに似てない」　
　「そうかな」
　「元気があって　前向きで　明るく　なにがあってもめげない」
　「だから　庶民に人気があるか」

　「そう　それにクラスの人気者といった空気がある」

ヨコハマのオトコ ２

　「財務省のODA担当のお役人　北京空港は　フリーパスなんだって　知ってた」
　「ふんにゃあ」
　「ネコのフン　ふんだの」
　「ふんにゃあ」
　「中国政府の　お役人が迎えにきていて　そのまま高級車に乗っちゃうんだね」

　「GDP２位になった中国に　どうしてニッポンが　エンジョするの」
　「これまでの流れかな」
　「われわれのゼーキン　そんなとこにつかっていいの」
　「お役人さまには　ふかーい考えがあるんだよ」
　「ふかーい考えね」

　「やっぱりおかしいね　こんなこと」