書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

張旭・郎官石記(741)

2006-08-06 06:28:55 | Weblog

張旭(?)
生卒も経歴も明らかではないが、
書人、奇人としての名は生前から知れ渡っていたらしい。
杜甫の飲中八仙歌の一人として李白、賀知章等と共に登場している。

張旭の草書で真偽の明確なものは無い。
この楷書の郎官石記だけが彼の真蹟として残っているのは興味をそそる。
何処か顔真卿の匂いが漂う。
顔真卿の書の師と言われるせいだろうか。