書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

李ヨウ・李思訓碑(720)

2006-08-03 05:36:52 | Weblog

李ヨウ(678-747)
行書によって唐代の最盛期の文化を支えた人物だ。
若年からその才名を知られていたが、
豪奢放縦の性格から浮沈の生活が多く最後は獄死している。

李思訓碑は李ヨウの行書の代表作である。
細身の右上がりで豪快奔放、そんな中の入筆やはねに粋を感じる。
当時の中国でも粋な人も居た筈、そんな一人かも判らない。