アウワの残響

サウンドヒーラーのスピリチュアルな日々。

ヒーリングミュージック

2006-04-23 08:28:19 | 音楽
瞑想
宮下富実夫
インディペンデントレーベル

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今でさえ、ヒーリング系の音楽を作っているが、初めて聞いたとき
宗教っぽく違和感を覚えました。
長いことピアノをやっていますがクラッシックは苦手で、どちらかといえば
ロックやパンク、テクノやハウスをプレイしてきました。

ところが、パニック障害がキッカケでドラムが入ったテンポの速い音楽が
聴けなくなり、ヒーリングミュージックといわれるジャンルを聞くように
なるのですが、ちまたのヒーリング系の音と言われるものの中には正直?
というものも少なくありませんでした。

で、いろいろ聞いた中でヒーリングミュージック中のヒーリングの帝王
故宮下富実夫の音楽。

初めて聞いたとき、音数が少なくスカスカでなんだこりゃ(失礼!)と
思ったのもつかの間、聞き込むとこの音の無い空間も計算されつくして
いることが分かりました。

 I/fのゆらぎ
 繰り返しのメロディやリズム
 倍音・整数倍の振動数の音
 右回りや左回りのうずを造っていること
 陰陽五行や東洋医学を曲に取り入れていること

  と研究されつくしています。音楽が音薬となっています。

ボーカルが入っていないシンセサイザーで作られるインストルメンタルの
曲ですが、言霊や神道をかなり研究されているようで、曲のタイトルや
曲想にそれらが見受けられます。

宮下氏も若い頃は、プログレッシブ・ロック(!)をやっていたが、
アメリカでのツアー中ステージから落ちて腰を痛めてしまい、
それがキッカケで東洋医学の治療をうけることにより、天職である
ミュージックセラピストとなりヒーリングミュージックを作ることに
なります。
そして1981年には、天河神社の柿坂宮司と出会い「現代の神楽」を目指す
ことになります。

災い転じて福となす、人生とは誠に面白いものです。