アウワの残響

サウンドヒーラーのスピリチュアルな日々。

いろはの四十八音ー2

2006-04-04 17:48:33 | 言霊
 昨日、いろは呼吸書法で「いろは」20枚ほど書いたところ、
爆睡してしまいました。脳波がシータ波になるの分かる気がします。
恐るべし「いろは呼吸書法」!

 いろはにほへと ちりぬるを
 わかよたれそ つねならむ
 うゐのおくやま けふこえて
 あさきゆめみし ゑひもせす(ん)

 色は匂へど 散りぬるを
 我が世誰そ 常ならむ
 有為の奥山 今日越えて
 浅き夢見じ 酔ひもせず(ん)


七五調四句の今様(いまよう)形式です。

 盛んに匂い立つ美しい花も やがては散ってしまう。
 そのような栄華を誰が永遠のものとできようか。
 愛別離苦を越えたいと願っても、それは浅はかな夢
 その夢に酔うこともできない。

平安末期の新義真言宗の祖である覚鎫(かくばん)は、
「密厳諸秘釈」の中でいろは歌を無常偈(むじょうげ)と知られる
「涅槃経」の偈「諸行無常、是正減法、生減減己、寂減為楽」を
意訳したものであると説明しています。

 文献上に最初に見られるのは、承暦三年(1097年)成立の
「金光明最勝王経恩義」(こんこうみょうさいしょうおうぎょうおんぎ)で
あるものとされています。

「いろは呼吸書法」から引用させていただくと

「金光明最勝王経恩義」というお経は、仏法守護や国家鎮護のためのもの
でしたから、国難が起きたときに唱える霊的な国防の誦文であったのです。
それを声に出して斉唱することで、国の乱れを直すことが意図されたといいます。

(なにやら、ホツマのアワのうたにも通じますね。)

読経というものは、ことばを音として唱えつづけていくことで一種の共鳴共振を
起こさせ、人にそれを荘厳な響きと感じさせて、精神的(霊的)浄化を図るために
行うのだと思います。天台声明や真言声明がまさにそれです。それを唱えている
人々や聞いている人々の脳に、音の波動が刺激する効果は非常に大きいものと思われます。
  
 と山本光輝先生は述べられています。


 院政期以来、弘法大師・空海作といわれていますが、学説的に空海の活躍していた時期に今様形式の歌謡が存在しなかったということもあり、今のところ作者不明のようです。

 僕は、いろは祝詞(表の祝詞)として伝えられたものを、神道の行を積んでいた空海は、もちろん祝詞の効果を知っていて、国家鎮護のため世に伝えまくったのでないかと推測しております。
 だって求聞持聡明法(ぐもんじそうめいほう)の効果を知っていたのだから・・・