アウワの残響

サウンドヒーラーのスピリチュアルな日々。

意念

2008-07-08 11:37:27 | 仙人
意識して大気中のを吸って吐いて
『I AM 吾、神なり』と一心集中しておりましたところ
流石、「神の息」ともいわれるプラーナだけに
神妙な思いが浮かんできたのでございます。


僕が吐いたプラーナは元の大気に戻っていきます。

そして他人様はもちろん、植物や動物たちが、またそれを吸うわけですが
吐いた方の意念もプラーナにも含まれているような気がしたのです。

つまりプラーナは、単なるエネルギーではなく
質量的側面をもった情報伝達物質ではなかろうかということです。


気功の三要素といわれます、姿勢、呼吸、意念(イメージ)ですが、
その中の「意念」の役割について
「気功入門」品川嘉也著 知恵の森文庫 に
興味深い記述がありますので、引用します。

「気功鍛錬においては、意念が情報を伝え、
ある一定の形をとるというプロセスを踏む。
その結果、内部の気の変化がひとつの情報として感知される。
意(念)をもって気を導き、気は意(念)のめぐるままにしたがう。」


ここまで引用



情報が含まれるということを考慮すると
武術で相手に触れずに飛ばす技や遠隔ヒーリングも
十分理解することができるのです。


合気道開祖 植芝盛平翁先生の神技!

合気道を気の情報伝達という視点で説明すると
マクロコスモスである宇宙の気と、ミクロコスモスである人間の気が
リンクしている状態であるため
「倒そう」とする相手の我エネルギー(情報)を利用し、
因果の法則ブーメランの法則のごとくそっくりそのまま
相手に返る(意図的ではない)ことで生じる技ではないのでしょうか。

宇宙や神と一体の人間を相手にしてもねぇ。。。


意念を集中する訓練を進めると


「いわゆる『意念の状態』とは、心が外の事象に影響されていない
意識の状態である。いわば有意識と無意識の中間状態だともいえる。

別の言い方をすれば、想うようで想わず、想わないようで想う状態
(似想非想)、有るようで無きがごとく、無いようで有るがごとき状態
(若有若無)」

ここまで「気功入門」より引用
いわゆる変性意識状態に入ります。

従ってヒーラーが内なる神や宇宙に一心集中すると
変性意識状態に入り、プラーナを通じて遠く離れた相手にも
ヒーラーの脳波が瞬時に伝わりシンクロして
距離や時間という制約を越えヒーリングが
可能になるのことはよく知られていることです。

これらは「聖なるマトリックス」の概念と繋がります。


それならば、シャバにいればいろんな思いが生じるでしょうけど
なるべく善き思いのプラーナを吐き出せば
善き思いのプラーナがまた吸えるのかなと。

でもプラーナを吸った後、オナ~ラとして放屁するのもアレだなぁ
(=´ω`=)y─┛~~


おしりの近くに鼻をつけないでくれた神に感謝しますw

胎息の術

2008-07-04 07:34:21 | 仙人
武術や諸芸における流派は違えど、
極意は、形の鍛錬によりいかなる状況においても、
心身共に自由自在の無我の境地
脱力脱糞リラックス状態、脳波はシータ波以上となり
気海丹田よりボンヤリ氣が発生し、手足を通じ氣が伝わり
超人的な技が繰り出されるのでありますが、
気海丹田を満たす呼吸は大事でございます。

さあ、お次は、丹田呼吸法と逝きたいところですが、
このブログは変わっておりまして、なぜか胎息の術へと移行するのですw


いざ、仙人の道へ


天地父母から受け継いだ先天の氣元精(元氣・素氣)を丹田に込め
食から呼吸から後天の氣を先天の氣と感通和合するということで
生命を保持しております。

後天の氣は、地氣、日氣、水氣、火氣など種々の氣が
混合した空中の大気であり、天地の元氣を受けて育った
野菜や家畜を食べることによりその氣を体内に
納めることができるのであります。

しかしながら、この受け継いだ先天の氣は微量のため
ボケーッとしていると「たえまなく口と鼻から外に出ていく」
そうでありますw

しかるに道教において体内を生命の根元の氣で満たすため
神秘的呼吸法が編み出されたのです。


胎息の術

文字通り母胎の中で無呼吸の状態でありながら
生命そのものである胎児の呼吸法でございます。

臍呼吸(さいこきゅう)とも内息法ともいいます。
小周天とも違いますねん。

タブーとして、多食や生魚・生菜肥肉を食べること
恨みや怒りをもつこと、天候の悪いとき
寒暑のはなはだしい時期は避けたほうがよろしいようで。


胎息の術は、内気を摂取する「服気」と
内気を循環させる「行気」と「練気」に大別されます。


胎息の術は、まず服気を先にやります。

服気

ゆっくり静かに数回、呼吸を整える。(調息)

息を吐くとき、ともに喉に上がってきていた
内気を口と鼻を閉ざして口腔内に閉じ込める。

※内気=元精(元気・素氣) 


次に霊妙な内気を咀嚼するような気持ちで、歯をガチガチと噛み合わせる。
(これにより内気の神気は逃げ出さない。)

満ち溢れた内気を実感できたら、ゴクリと音をたてるように飲み込む。

その内気を丹田まで、イメージで引き下げる。

これを繰り返すことにより、内気を溜め込むのでございます。


行気

特定の部位に内気を送りこむ法
(服気によって内気を丹田に満ちさせた後が望ましいようです)

丹田から特定の部位(病気の部分とか)に丹田から通路をイメージして
意識で移動させる。

これだけガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン!!



練気

服気によって内気を飲み込んだ後、体内で循環させる法


内気を飲み込んだ後、閉息して飲み込んだ内気が自然に動くままにさせ
息が苦しくなったら息を吐き出す。

かすかに汗ばむようなら、よい結果が現れた証拠であり、
これを続ける内に、体が軽くなり内気が満ち溢れるようでございます。



この胎息の術が完成した者、
夏、非常に暑いときは、深い河の水底へいき、
一日中、水中でくつろいでいたそうでございます。


胎息の術は、究極のエコなのでございます(笑)



※参考文献 古武術と身体 大宮司朗 原書房 
        東洋医学の本     学研 
        道教の本       学研
        性愛術の本      学研