アウワの残響

サウンドヒーラーのスピリチュアルな日々。

殴られ屋

2006-04-18 18:26:17 | 映画
ほとんどテレビを観ないのですが、たまに、つけるとグッとくる
番組をやってることがあります。

元プロボクサー「殴られ屋」こと晴留屋 明氏の特集をしていました。

青森県八戸市(!)出身。十六歳のときに上京し、プロボクサーとなる。
全試合成績四勝八敗で、引退。その後、電気工事会社を設立し、年商一億四千万円
まで成長するが、バブルの煽りを受け、経営悪化。一億五千万円の借金を背負う。

途方にくれるが、元従業員から、「元プロボクサーなんだから、なんかできるんじゃないか。」と言われ、「殴られ屋」を思いつく。

そして、「一分間殴り放題千円」の看板して、夜の新宿に立つ。
多いときは、売り上げ一日四十万円にもなったそうです。

三年四ヶ月の間、殴られ続けるが、左目が網膜剥離になり、視力を失い、記憶に
障害が出るようになり、三十九歳の時、殴られ屋をやめる。

現在も借金は、返せていないが、破産宣告をするつもりはなく、
「できないことはない。できるまでやれば、必ずできる。という
信念を持ち、また家族と一緒に暮らすことを考え、生きている。

その晴留屋氏の自伝をモチーフに韓国で映画が製作されました。

crying fist ~拳が泣く~

http://www.crying-fist.com/

去年韓国で公開され、百八十万人を動員。カンヌ映画祭では国際評論家連盟賞
を受賞。主演はあの「オールドボーイ」のチェ・ミンシクと「アラハン」のリュ・スンポム。
日本では、4月15日より公開されていますが、東北は今のところ仙台フォーラム
のみ公開予定です。残念。

現在、晴留屋氏は、借金の返済を本の印税で一発逆転を狙っているそうです。

「明日こそハレルヤ」出版社 ロゼッタストーン

一冊売れるごとに、150円が印税として晴留屋氏の手元に入るようです。

倒れても倒れても前を向いて決して振り返らずる生き方に
自分自身、今まで、命をかけて地に足をつけて生きてきたかと思わず
考えてしまいました。

出身が青森ということもあり、心よりこれからも応援を致します。