アウワの残響

サウンドヒーラーのスピリチュアルな日々。

心の御柱

2006-04-08 18:02:18 | 言霊
言霊学の小笠原孝次氏・島田正路氏の説によりますと
日本人の祖先は、研究の末に人間の心の構造を解明し、
それを五十音言霊の原理として完成させたようです。

その原理を保持した聖の集団(謎です。)が、地球の高原地帯から
日本列島に渡って来て、日本語が表現する理想の精神文明を創造したのだ
そうです。

しかし、精神文明に次いで物質文明の創造が急務であることを感じた
聖の集団は、物質文明を加速させる為、一時的に言霊の原理を世の中から
隠してしまう唯一の手段を採ったようです。
そして、物質文明が、完成したとき再び日本人の脳裏に浮かび上がる
仕掛けをかけました。

「古事記」「日本書紀」は、その時代の権力者によって正しい歴史が
歪められ記されているという説もありますが、聖の集団があえて
神代の巻に言霊の原理を神話という形で遺す手段をとられたようです。


また、言霊の原理をすべて伊勢神宮に隠したようです。

伊勢神宮は、内宮(祭神ー天照大神)と外宮(祭神ー豊受姫神)両方合わせて
伊勢神宮と呼びます。

伊勢神宮の本殿の構造を「唯一神明造り」と読んでいます。
その建築構造は、時が来て言霊の原理からみると五十音図に
そっくりそのまま写しかえることが、できるように造られています。
神宮の最高の秘儀として尊ばれる本殿下の「心の御柱」及び
本殿の構造、千木、鰹木に至るまで言霊の原理に従って形づくられて
いるそうです。

二十年ごとに建て替えが行われ、これを式年遷宮と呼びます。
遷宮の儀式が終わると古い建物すべてが取り払われますが、
もとの正殿の位置に小さな覆い屋が残されています。

ここに心の御柱が埋められています。

弘安二年(1279年)の「内宮仮遷記」によりますと、
外宮のものは、長さ五尺、太さ四尺となっています。
内宮の柱は、すべて地中に埋められ、外宮の柱は、五尺のうち三尺が
地上に出て、ニ尺が地中に埋められているようです。

心の御柱が五尺ということは、アオウエイの五母音を表しているそうです。

物質文明から精神文明に移る現代において、先人達の苦肉の策として
隠された言霊の原理を再び復活させるのは、日本人の使命ではないで
しょうか。

※参考文献 コトタマ萬華鏡 三橋一夫著 中央アート出版
    

コトタマ萬華鏡

中央アート出版社

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