「明るい夜に出かけて」佐藤多佳子 2016/9 読了 ☆☆☆☆
NHKのラジオ深夜便の愛聴者としては、裏番組のSNSも活用された民放深夜ラジオの現状を知ることができるラジオの深夜放送小説として、またコンビニ小説としても楽しめた。接触恐怖症のメンヘラらしきラジオ・ヘビーリスナーのハガキ職人を主人公に、2014年から15年にかけて放送された「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」を背景に切ないような、悲しいような、愛しいような、楽しいような、ふらふら心をさまよわせる若者たちの交流がみごとに描かれていた。
グループラインでのトーク、ニコ生やツイキャスの配信、アメーバピグの利用など若者たちにはありきたりの風景らしいが高齢者には別世界であった。それにしても50歳をすぎている著者が、オールナイトニッポンを聴いたり、若者の利用するコミュニケーションツールの世界を掌握しているのには恐れ入る。
図書で1冊借りる
「楽園の世捨て人」トーマス・リュダール
NHKのラジオ深夜便の愛聴者としては、裏番組のSNSも活用された民放深夜ラジオの現状を知ることができるラジオの深夜放送小説として、またコンビニ小説としても楽しめた。接触恐怖症のメンヘラらしきラジオ・ヘビーリスナーのハガキ職人を主人公に、2014年から15年にかけて放送された「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」を背景に切ないような、悲しいような、愛しいような、楽しいような、ふらふら心をさまよわせる若者たちの交流がみごとに描かれていた。
グループラインでのトーク、ニコ生やツイキャスの配信、アメーバピグの利用など若者たちにはありきたりの風景らしいが高齢者には別世界であった。それにしても50歳をすぎている著者が、オールナイトニッポンを聴いたり、若者の利用するコミュニケーションツールの世界を掌握しているのには恐れ入る。
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「楽園の世捨て人」トーマス・リュダール