なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

風山房

2009年03月11日 23時59分26秒 | 本・雑誌
「風山房風呂焚き唄」山田風太郎 2008/12 読了 ☆☆☆☆☆
この人の小説をほとんど読んだことないが、「人間臨終図巻Ⅰ・Ⅱ」や昭和17年からの一連の日記シリーズを読んでいっきに好きな作家のひとりになった山田風太郎。このエッセイ集もそのものの見方、考えは大いに共鳴する。

葬式は無用ながら骨箱をそこらに散らかしておいてはめざわりで、どこかに始末する必要があるから墓は要るが、院号は寺からもらう必要はない本名だけで結構と語る。
墓には「山の上には風吹くばかり」と刻ませる、と。(1975年53歳のときのエッセイでこう書いていた。ただ、2001年79歳で亡くなった時には生前に戒名を「風々院風々風々居士」と自ら定め、墓石には「風ノ墓」と刻まれているらしい)

Ready Go!

2009年03月11日 23時57分07秒 | 生活
最高気温10度。満月
朝から好きな音楽を聴いて好きな本を読む至福の時。

青春18きっぷの行き先を決めたものの①所要時間17時間5分(乗車時間15時間46分)、乗換回数12回のあまりの遠さ ②ぬくぬくの当地から寒冷地への移動 ②他人の家で気配りするわずらわしさ などでどうするかか思いきり悪く時間を過ごしたが、やるべき最低限の事をかたづけたので決行に決める。

遠さについては、敗戦直後のシベリア収容所抑留や満州引揚で何日にも列車に乗っていた人々の待ち受けた過酷さ、困難、不安さに比べたらなんでもない。と思いなおす。今が自由なのになんとなくある無聊感をポンタに癒やしてもらうか。
持ち物は、紛争避難民のごとく最小限(本、着替え、携帯、デジカメ等)にとどめる。と言いながら買い置きの月桂冠「月」も同行させる。
また、弱気にも行き帰りの乗車途中で新幹線に乗り換える時刻表と金額をジョルダンで調べプリントアウトする。
ジムでウォークとマシン。