「ブロデックの報告書」(原題:LE RAPPORT DE BRODECK)フィリップ・クローデル/フランス 2009/1 読了 ☆☆☆☆☆
まだ早いが今期、娯楽小説のNO1候補が「コンラッド・ハーストの正体」なら純文学系のNO1候補はこれ。寓話のふんいきの中で民族浄化をモチーフに人間の不可解さや狂気、そして最後にかすかな希望を与えてくれほっとする。
表紙カバーは、マルク・ペレスの絵。
”「人間はつねにやり直す動物だ」なるほど、だが、何をたえずやり直しているのか?数々の過ち?それとも、ときには天まであとちょっとのところまで人間を引き上げる脆い足場の建設?……”
図書で2冊借りる
「ブラッディ・カンサス」サラ・パレスキー
「文藝誤報」斎藤美奈子
まだ早いが今期、娯楽小説のNO1候補が「コンラッド・ハーストの正体」なら純文学系のNO1候補はこれ。寓話のふんいきの中で民族浄化をモチーフに人間の不可解さや狂気、そして最後にかすかな希望を与えてくれほっとする。
表紙カバーは、マルク・ペレスの絵。
”「人間はつねにやり直す動物だ」なるほど、だが、何をたえずやり直しているのか?数々の過ち?それとも、ときには天まであとちょっとのところまで人間を引き上げる脆い足場の建設?……”
図書で2冊借りる
「ブラッディ・カンサス」サラ・パレスキー
「文藝誤報」斎藤美奈子