「コンラッド・ハーストの正体」(原題:WHO IS CONRAD HIRT?)ケヴィン・ウィグノール/ベルギー・イングランド 読了 ☆☆☆☆☆
あの4人を消せばいい―。殺し屋コンラッドはある日、自分の変わり果てた姿に初めて気づいた。最愛の人を失ってから9年間、彼は指示されるまま無慈悲に殺しを重ねてきたのだ。自由になるのに邪魔な男は4人だけ。だが、始末に取りかかった彼は、驚愕の真実を知る。自分は誰のために殺してきたのか。自らの人生を取り戻すことはできるのか。哀切のラストが待つ絶品サスペンス。(出版社)
30年ぐらい前は、海外ミステリーの文庫といえば早川、新潮、文春文庫ぐらいしかなくてこの両社からの新刊が楽しみだったが、最近は、新潮文庫を買う機会がめっきり減った。だが、この作品は、今年ベスト1候補に入るぐらいストーリーの意外性と主人公の苦悩が最後まで緊張感をもたせてくれる傑作。特に、長いエピローグは、主人公が、なぜ殺し屋家業をやめる行動をとったかを解き明かせ感動させてくれた。
図書で2冊借りる
「江戸職人奇譚」佐江衆一
「禅入門」また借りる
あの4人を消せばいい―。殺し屋コンラッドはある日、自分の変わり果てた姿に初めて気づいた。最愛の人を失ってから9年間、彼は指示されるまま無慈悲に殺しを重ねてきたのだ。自由になるのに邪魔な男は4人だけ。だが、始末に取りかかった彼は、驚愕の真実を知る。自分は誰のために殺してきたのか。自らの人生を取り戻すことはできるのか。哀切のラストが待つ絶品サスペンス。(出版社)
30年ぐらい前は、海外ミステリーの文庫といえば早川、新潮、文春文庫ぐらいしかなくてこの両社からの新刊が楽しみだったが、最近は、新潮文庫を買う機会がめっきり減った。だが、この作品は、今年ベスト1候補に入るぐらいストーリーの意外性と主人公の苦悩が最後まで緊張感をもたせてくれる傑作。特に、長いエピローグは、主人公が、なぜ殺し屋家業をやめる行動をとったかを解き明かせ感動させてくれた。
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