なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

世界観

2008年02月05日 23時59分32秒 | 本・雑誌
「残虐行為記録保管所」(原題:The Atrocity Archives )チャールズ・ストロス/イギリス 2007/12 読了 ☆☆☆☆
ナチス・ドイツの魔術研究機関アーネンエルベ、多元的宇宙、チューリング、RDX‥‥さまざまな分野の専門用語や情報が説明抜きで雨あられと出現するが、なんとなく勝手に推測して読み進め後半のゲートから異空間へ突入する魔術戦争のようなクライマックスに興奮させられた。
「~わたしたちは、不確実で複雑でパラノイア的な時代に生きている。不確実なのは、たんにこの数世紀で、ひとりの人間にはとうてい把握しきれないほど大量の情報があふれるようになったからだ。わたしたちは、深くほじくりかえせばまったくの無知なのだ。複雑さが増大しているのは、わたしたちの無知の領域と盲点が予期せざる形で交差しているいるためだ‥

けっこうずくめに思えた計画に意外な副作用があったのだ。そしてパラノイアはその副作用の落とし子だ。世界は見た目どおりではない。そして実際、先入観とマスメディアという心安らぐフィルターレンズ抜きで、ありのままの世界を理解することは不可能なのだろう。~」と著者があとがきで語っていたのが印象的。

うなぎ

2008年02月05日 23時58分42秒 | 生活
最高気温7度
約5年ぶり?に「ひつまぶし」を食べる(1.そのまま食べる。2.薬味を乗せて食べる。3.お茶漬けにして食べる。)。うなぎは、三河一色産。日頃の粗食な食生活に慣れた胃袋には重量感ありすぎた。

図書で雑誌「文藝」春号の桐野夏生の全ページの約1/3をさいた特集を読む。転勤族の娘だったため、金沢、仙台、札幌(小学校3年から中学2年まで)、東京と移り住む。初期のミロシリーズから数年前まではすべて読破していたが最近遠のいている。

ジムは、マシン、バイク、ラン少し。
マン喫で3月号ダ・ヴィンチを通読。
目に留まったの本は「桜の森の満開の下」(坂口安吾)、「イジな女」(春口裕子)、「ホット・キッド」(レイモンド・レナード)、「土曜日」(イアン・マキューアン)。映画はコーエン兄弟の「ノー・カントリー」(原作:マッカッシー)。DVDはタランティーノの「デス・プルーフ」