MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

El Perro Del Mar - White Session at France Inter FM

2010-11-17 23:39:56 | レヴュー

MP3で入手したEl Perro Del Marのライヴ盤。
公式アルバムにはないものなので
多分これはブートなのだろうと思います。

08年5月のライヴのようなので
2ndアルバム『From The Valley To The Stars』発表後
それほど時間の経っていない頃の音源です。

最初の4曲がギターの弾き語り
その後の6曲がピアノの弾き語りという
至ってシンプルな構成ですが
オリジナル・アルバムより凝っていないところが良い。

録音状態も素晴らしく
ヘッドホンで聴くとEPDMが耳元で歌ってくれているような
変な錯覚すら感じてしまう
ヴィヴィッドでキュートなヴォーカルが生々しいです。

<収録曲>
01 Coming Down the Hill
02 Party
03 I'm not Saying
04 Dog
05 Happiness Won Me Over
06 Do not Despair
07 How Did We Forget
08 Someday I'll Understand
09 Hello Goodbye
10 Shake it Off

1st収録曲が4曲で2nd収録も4曲
残り2曲のうちの1曲は豪州盤1stのボーナス・トラック曲
もう1曲は「I'm not Saying」という未発表曲で
これはオリジナルなのかどうかも定かではありません。

どの曲もかなり良いのですが
なかでも「I'm not Saying」「Someday I'll Understand」と
「Happiness Won Me Over」の3曲は
思わず声を上げてしまいたくなるくらいの出来。

YouTubeなどで探してみましたが
この音源はどうしても見つからなかったので
8tracksに1曲だけ入れてみました。
お試しあれ!

8tracks


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Lykke Li ニュー・ヴィデオ

2010-11-16 22:55:09 | トピックス

Lykke Liの新曲「Get Some」のヴィデオは
歌詞付きのものを3週間ほど前に紹介しましたが
今度は彼女自身が出演している
本格的なヴィデオが出来上がっています。

Johan Söderbergという映像作家の作品ですが
Lykke Liのコスチュームがかなり大胆。
曲にも合ってワイルドな感じが良いです。

そして来年春のツアー・デートが発表されましたが
ヨーロッパと北米だけで
残念ながら日本は入っていませんでした。

Get Some ヴィデオ →
Paris Blue(カップリング曲)
Johan Söderbergの他の作品


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The Staves / Angie Foster

2010-11-15 23:32:31 | 新アーティスト・新曲

《The Staves》



英国・ワトフォードの3姉妹
Emily、Jessica、CamillaによるThe Staves。
ニューEP『Facing West』を最近発表したらしいのですが
恐ろしく情報が得られない人たちです。
MySpaceで4曲聴けますが
どれもメロディアスで清々しいフォーク・ポップ。
ハーモニーも素晴らしい。
クセがなくてとても落ち着けるので
これは何とかしてCDを手に入れなければ。
MySpace
ブログ
Twitter


《Angie Foster》



米国・ポートランドを拠点にする
シンガー・ソングライターのAngie Foster。
このアーティストはLive 365のラジオの方に
コンタクトを取ってきた人で
2曲分のMP3ファイルを送ってもらいながら
ラジオでかけていなかったのでこちらの方で紹介します。
ポップだったりジャジーだったり
結構いろんな面を持っているピアノ・ポップです。
幼少の頃には東京に住んでいたようで
「Why Do I Love That Man」という曲では
途中に“次は六本木”の
日比谷線のアナウンスが流れたりします。
Angel
オフィシャル・ページ
MySpace


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New Found Land - The Bell

2010-11-14 21:39:04 | レヴュー

ヨーテボリ出身のAnna Roxenholtを中心にする
ベルリンとスウェーデンで活動する
New Found Landの2ndアルバム『The Bell』。

昨年発表の1st『We all die』も今年初めに聴いて
ここでレヴューしましたが
今作では驚くほど音楽性が広がりました。
1stアルバムのフォーキーなイメージが強かったので
最初は少し戸惑った部分もありますが
繰り返し聴くうちに良さが分かってきました。

エレクトロをかなり大胆に取り入れ
サウンドもリズムも実験的と言ってもいいくらいですが
根っこの部分はやはりフォーキー。



一足早くニュー・シングルとして発表された「Human」、
タイトル曲でオープニングを飾る「The Bell」、
1stのようにゆったり落ち着いた曲で
Annaのヴォーカルとサックスが光る「Stay With Me」、
テンポが良くヴォーカルが小気味良い「A Storage Plan」、
歌心あふれる「Jag Tar Smällen」など
本当に粒ぞろいの11曲です。

しなやかなAnnaのヴォーカルは前作の時も書きましたが
Feistに似ているというのを
今作ではさらに強く感じさせてくれます。

MySpace
オフィシャル・ページ


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jjの新曲フリーDL

2010-11-13 23:13:22 | トピックス

Sincerely Yoursのページでjjの新曲
「Let them」「I'm the one / money on my mind」が
フリー・ダウンロードになっています。
どちらもこれまでの曲とは少し感じの違う曲で
適度に刺激的でなかなか良いです(とくに「Let them」)。
DLページ

そのjj、少し前にはBroder Daniel「Shoreline」の
カヴァーでのPSLライヴ映像もありました。
Anna Ternheimも06年にカヴァーした名曲です。
「Shoreline」ライヴ映像

***************

今週はSuzanne Vegaのほか
New Found Land、Britta Persson、KuryakinのCDが届き
いま同時に聴いているところです。
近いうちにレヴューをしようと思っています。


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Sofia Talvik、今年もクリスマス・ソング

2010-11-12 23:46:50 | トピックス

今年最初のクリスマス・ソングの話題は
12月22日にニュー・アルバム『Florida』の日本盤が
登場するスウェーデンのSofia Talvik。

今年の曲はThe Body Shopと 
ECPATのキャンペーン“Stop Sex Trafficking”とのコラボで
12月1日にリリースとのことです。

このところ毎年クリスマス・ソングを発表するのが
恒例となっている人ですが
過去の曲はこんな感じです。

Snowy White River
A Carol for the Lonely
Xmas on the Dancefloor (Sofia & Sophie)



コメント (2)
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Suzanne Vega - New York is a Woman

2010-11-11 23:52:54 | 今日の一曲

2日前に書いた
Close-Up Vol.2, People & Places』でも触れた
Suzanne Vega「New York is a Woman」。

07年のアルバム
『Beauty & Crime』に収録された曲ですが
初期の頃の緊張感のある曲と比べると
驚くほどメロディアスでまろやか。

あまり表舞台には出てきませんが
21世紀に入ってから発表したSuzanneの曲は
完成度の高い美しいものが多いです。
この曲はその中でも燦然と輝いています。

Suzanne Vega - New York is a Woman


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スウェーデン・ミニ情報

2010-11-10 23:12:23 | トピックス

《Anna Järvinenの新作はStranded/Universal Musicから》



Häpnaから2枚のソロ・アルバムを出している
元Granadaの女性ヴォーカリストAnna Järvinenの
3rdアルバムはStranded/Universal Musicから
来年春に発売になるようです。
MySpace



《Musik MedにFirst Aid Kit》

PSL Musik MedにFirst Aid Kitの2人が登場。
曲は1stアルバム『The Big Black & The Blue』収録の
「Waltz for Richard」です。
First Aid Kit - Waltz for Richard



《The Radio Dept.、来年CDシングル・コレクション》

The Radio Dept.がLabrador Recordsから来年初に
『Passive aggressive: Singles 2002-2010』というタイトルの
2枚組CDシングル・コレクションを発売すると
Pitchforkが伝えています。

<収録曲>

CD1:
01 Why Won't You Talk About It?
02 Where Damage Isn't Already Done
03 Annie Laurie
04 Ewan
05 Pulling Our Weight
06 This Past Week
07 The Worst Taste in Music
08 We Made the Team
09 Bachelor Kisses
10 Freddie and the Trojan Horse
11 David
12 Heaven's on Fire
13 Never Follow Suit
14 The New Improved Hypocrisy

CD2:
01 Liebling
02 We Would Fall Against the Tide
03 You and Me Then?
04 Peace of Mind
05 Tåget
06 Slottet
07 What You Sell
08 Mad About the Boy
09 Closing Scene
10 Messy Enough
11 The Idle Urban Contemporaries
12 All About Our Love
13 On Your Side
14 The One


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Suzanne Vega - Close-Up Vol.2, People & Places

2010-11-09 23:09:49 | レヴュー

デビュー25周年を機にメジャーを離れて
インディー・アーティストとなったSuzanne Vega。
その25周年の集大成として
テーマ別に4枚のセルフ・カヴァー・アルバムを発表する
『Close-Up』シリーズの第2弾が『People & Places』。
娘のRuby Froomがバッキング・ヴォーカルで
参加しています。

第1弾『Love Songs』も素晴らしい出来でしたが
今作はそれを上回っていると言って良いと思います。
アコースティックな部分を前面に出しているのは変わりません。
収録されているタイトル13曲を見て
「NY is a Woman」と「The Queen & the Soldiers」が
とくに気になりました。
なんとこの2曲はストリングス入りで
シンプルながらゴージャスな曲に仕上がりました。

他では「Ironbound/Fancy Poultry」
「In Liverpool」「Luka」が予想通り良かったのですが
意外だったのは「Zephyr & I」。
アコースティック・サウンドに生まれ変わって
新たな発見がありました。



今回のアルバムについて
「オリジナルのプロダクションから離れて
こういうヴァージョンをみんなが聴いてみたいのでは」と
Suzanne Vega自身が語っている通り
狙いは的中しています。

第3弾『States of Being』は
過激で内面的な曲をテクノ・フォーク的に取り上げるようで
ラストの第4弾『Songs of Family』は
家族をテーマにした
ストレートなフォーキー・アルバムになるとのことです。

それにしても50歳を過ぎて
20代、30代の頃よりも歌声が力強くなっているのが凄い。
もちろん円熟味も増しています。


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Tommy february6 - Love is forever

2010-11-08 23:23:05 | 今日の一曲

ここでも少し書きましたが
21世紀に入ってからの邦楽の中で
とくに良いと思えた数少ない曲の一つが
Tommy february6「Love is forever」です。

7年前の土曜深夜にCDTVのスタジオ・ライヴに出演した
彼女のこの曲を聴いての印象は
日本にも世界で通用しそうなアーティストがいるな
というものでした。

よく言われているように確かに
80年代のいろんな部分のパクリであることは
全然否定しませんが
この曲のポップ感覚はそれでもかなり新鮮でした。

実は先日、Italo discoについて調べていたら
英語版wikipedia
On 2010 Mark Zonda started a Neo Italo Disco movement
inspired by Sally Shapiro and Tommy February6
という表現にたどり着きました。

サウンドは全く違うながらも
このポップ感覚は
The School、Allo Darlin'と同種のものだと思います。

Tommy february6 - Love is forever



コメント (2)
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