élレーベルの看板アーティスト、Louis Philippeの2作目。88年の作品です。
Louis PhilippeことPhilippe Auclairは、80年代前半にベルギーのCrepusculeレーベルでBorder Boys、The Arcadiansとして、Brian Wilson(The Beach Boys)のハーモニーを復元するようなセミ・プロ的なアコースティック・サウンドを志向したフランス人です。
élレーベルからのLouis Philippe名義の86年作ファースト・アルバム「Appointment With Venus」(こちら、大好きなジャケットです)では、レーベル・カラーの通り優雅で美しいサウンドへと進化していきます。それから2年6ヵ月ぶりにリリースされたのが「Ivory Tower」です。
「Sleep Angry Beauty」「Anna」「Ulysses And The Siren」など、ファーストや初期のシングルのようないかにもフランス的な粋で美しい曲がある一方、このアルバムは驚くほどポップな曲もたくさん収められています。オープニングのBrian Wilsonのカヴァー「Guess I'm Dumb」、タイトルや歌詞の通りにおもちゃ箱をひっくり返したような「Chocolate Soldiers」、The Beach Boysのハーモニーをモロにパクった「Sixteen」、飛び切りポップで“ダメになる前にゴマかしてやれ”と潔く歌う「Smash Hit Wonder」、他にも「Mind Reader」「Night Talk」など軽快な曲が目立ちます。
彼のアルバムは最初の6枚しか聴いていませんが、その中では一番好きな作品です。これを機に以降のアルバムも遅ればせながら聴いてみたいと思います(あと9枚もありました)。
試聴はこちら ↓
http://www.emusic.com/album/Louis-Philippe-Ivory-Tower-MP3-Download/10878066.html
オフィシャル・ページ ↓
http://www.louisphilippe.co.uk/
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アルバムはあっと言う間に廃盤となり入手できなかった記憶があります。
「ユーリ・ガガーリン」は良く聴きましたよ。
アルカディアンズの裸の子供のジャケも持ってました。
「Mad Mad World」っていい曲でしたね。
そうでしたか。すぐ廃盤になってしまったのですね。
そういえば2年前に紙ジャケで再発されました。
Yuri Gagarin同様、いろんな曲が詰まっています。
Arcadiansの裸の子供のジャケは再発CDですね。
私はそのアルバムからリアルタイムでした(年寄り)。
昨年、そちらも書いたので
よかったら読んでみてください。
http://blog.goo.ne.jp/atpaleys/d/20070612