MUSIC IS THE SCENERY

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インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<ランキング> 06年に聴いた音楽①

2006-12-20 03:06:14 | ランキング
今年も昨年に続いてスウェーデンのインディーズ・シーンを中心に聴きました。

昨年かなり目立って良い作品を出し続けたLabradorは、今年は一息の印象です。The Radio Dept.のニュー・アルバムはまとまってはいましたが、「Pulling Our Weight」のような曲を期待していたのでやや肩透かし。Sambassadeurの4曲入りEPも、昨年のシングル曲「Between The Lines」には及びませんでした。

代わって強力な作品を数多く出したのは、曲者アーティストぞろいのHybrisでした。昨年末の発売ながら、Like Honeyのラフなサウンドにほわーんとした女性ヴォーカルが被さるシングル「Airport」はインパクトが強かったです。同じく昨年末発売のEl Perro Del Marのシングル「God Knows (You Gotta Give To Get)」は、これまでの彼女の作品で最高の出来でした。50-60年代風のこの曲は、アニメのPVも曲の雰囲気をよく伝えています。他には英国Sarahレーベル直系のギター・サウンドといえそうなSibiriaも、アルバムと素敵なシングル曲を何曲か出しました。そしてVapnetの「Thomeegrand」、この曲には本当にやられました。いままで苦手だったスウェーデン語ヴォーカルも、SibiriaとVapnetを聴いた後には違和感なく聴けるようになりました。Hybrisは来年も目が放せそうにないです。

他のレーベルでは今年大ブレークしたHello Saferide。アルバムの発売こそなかったものの、2枚のEPを出し元気なポップ・ソングを聴かせてくれました。Rough Bunniesもイタリアの小さなレーベルから2曲入りスプリットCDが出されました。トランペットをフィーチャーしたりと、相変わらず肩の力が抜けた良い曲です。

少し緩めのスウェディッシュ・ポップにどっぷりと浸かったせいか、今年も英国勢はかなり浅く狭くになってしまいました。60年代風のThe PipettesとLucky Soulはなぜ日本発売しないのでしょうかね。そこそこ話題になりそうな気もしますが・・・。英国に進出したEl Perro Del Marも含め、女性ヴォーカルのオールディーズ風味が今年のひとつの流れになったようです。あとはShackのニュー・アルバムは良かったです。Michael Headの声はかなり枯れてきました。

<私が選んだ今年ベスト10ソング①>
10 Parasite/Consequences
9 Some Girl I Know/Rough Bunnies
8 Pull Shapes/The Pipettes
7 The Worst Taste In Music/The Radio Dept.
6 Airport/Like Honey
5 Lips Are Unhappy/Lucky Soul
4 Omtagning/Sibiria

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