◎ 2014年3月28日(金) アリスの食農教育活動 全米の小・中学校がプログラムに
「スローフードの母」と呼ばれています。
化学肥料や農薬に頼らない有機栽培。地元の新鮮な食材を使う地産地消。
そうしたスローフードの考え方を今から40年ほど前、世界に先駆けて提唱
したのがアリスです。
アリスの料理スタイルはとてもシンプル。自然の恵みに感謝し食べる人へ
の愛情を込めて作る。そして、家族や友人と一緒に味わいます。
農家が直売するファーマーズマーケット
カリフォルニア州サンフランシスコのフエリー乗り場は終末になるとたくさん
の人々でにぎわいます。近郊の100軒を越える農家が集まって産地直売
の青空市が開かれるのです。売られているのは化学肥料や農薬に頼らな
い有機農法でつくられた新鮮なものです。
ファーマーズマーケットは今や世界中に生まれていますがここは先駆的な
存在です。
バークレーの中学校
校庭の一角に食育菜園と呼ばれる特別な場所があります。
ここでは生徒自ら野菜を植えて収穫するという活動が学校のカリキュラムに
組み込まれているのです、
「 今から25年ほど前、落書きだらけで荒廃していたこの学校。」
其れを見たアリスは緑豊かな菜園を造る事で子どもたちの心を育む事はで
きないかと校長に相談しました。 変化は劇的でした。
丹精込めて育てれば植物はそれに応えてくれる。育てる事の楽しさを知った
子どもたちはこの授業に夢中になっていきました。
菜園の中で子供達がピザを作っていました。料理も重要な授業の一環です。
もちろん使う野菜は全てこの菜園で取れたものです。窯を置いたのもアリスの
こだわりの1つです。
アリスの考えに共鳴したミシェル・オバマ大統領夫人も子どもたちと一緒に
ホワイトハウスに菜園を造りました。
アリスが始めた食育菜園は全米2000校以上の学校が実践するまでになり
世界的にも注目されています。
日本の学校も学ぶべきものがたくさんあるように思います。
美味しい食が世界を変える のんのん爺さんより