アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

「図説 だまし絵 もうひとつの美術史」

2015-11-20 06:39:35 | 画材、技法、芸術論、美術書全般、美術番組
ふくろうの本 
 図説 だまし絵 もうひとつの美術史  谷川渥 
             河出書房新社 定価1800円(税別)

 絵画制作者はもちろん、美術好きなら必読の書。平成17(2005)年9月10日放送の「美の巨人たち」はコルネリウス・ノベルトゥス・ヘイスブレヒツ作「ヴァニタス画のあるアトリエの壁」でしたが、その際に下敷きにしたのが本書(もっとも作者の谷川渥さんも出演しているので、本人も承知だと思いますが)。
 惜しいことにフルカラーじゃないんですね。このふくろうの本シリーズ自体がそうなんだから仕方ない。
 この本を読むと全ての西洋絵画はだまし絵ということになる。そしてそれは一つの見方として正しいことがわかる。目から鱗が落ちるとまでは言いませんが、なるほどそういうことかと合点がいく。新しい知見が得られる。
 面白いんで内容には一切触れません。是非読んでみて下さい。


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